このページ メンタル疾患 の内容は・・・
1.メンタル疾患の解説の前に
現代社会はストレス社会、私たちの周りには色々なストレスや心配事が存在し、 その影響が過度になると精神的な症状から肉体的な症状まで様々な症状が現れます。 イライラ感、ゆううつ感、不安感、ひどい肩こり、疲労倦怠感など取りとめのないものから、 頭痛、めまい、胸痛、動悸、電車に乗るのが恐い、便秘や下痢、食欲減退、 不眠などの具体的な身体症状など、どうしてよいか不安になることがままあります。
病院に行くと安定剤や催眠剤、鎮静剤などが投薬されて、 多少なりとも一時的には不快な症状は緩和されますが、本質的な改善にはなかなか至らず、 かえって薬の副作用で悩まされることも多いようです。
こういうときには漢方薬が有効です。人にはそれぞれ体質があり、 体力旺盛な人と不足気味の人、ストレスに強い人と弱い人、 ”こころ(神経や精神)”の栄養に余裕がある人とない人、など様々です。 (漢方医学では、”からだ”に栄養が必要なのと同様に、 ”こころ”にも栄養が必要であるという理論があり、 ”こころ”の栄養不足が”こころの病”の大きな原因と考えています。)
漢方百草園薬局では、その人の体質に合わせて、漢方薬や健康食品などの補助療法をおすすめしています。 胃腸の調子を整えて”こころ(神経や精神)”の栄養を補って充実させたり、 緊張をほぐして自律神経機能の廻りを良くしてあげたり、 やさしく無理の無い形で”こころ(神経や精神)”を安定させます。 つまり、安心して服用することができますし、より根本的な改善につながります。
”こころ(神経や精神)”と”からだ”の症状とその特徴、その他の病歴や体質、 などから必ず適切な対処法がありますので、どうぞお気軽にご相談下さい。 それでは、比較的よくみられるメンタル疾患(”こころの病”) と漢方薬や健康食品などの補助療法を解説していきます。
2.自律神経失調症
A「最近、疲れやすいし、何となく食欲もないんだよなぁ」
B「それって、自律神経失調症かもしれないよ」
A「聞いたことはあるけど、どんな病気なんだい?」
B「えっ!?それはその―、えっと・・・」
名前はおなじみでも、意外に詳しく理解されていないのが、自律神経失調症です。 毎日何となく不調を感じていたら、それは自律神経失調症が発するSOSかもしれません。
自律神経失調症を取りまく環境はまだまだ未整理
種々の自律神経系の不定愁訴を有し、しかも臨床検査では器質的疾患が認められず、かつ顕著な精神障害のないもの
簡単にいうと、
(1)自律神経を中心とした機能障害によって、身体と心に原因不明の様々な不調が
現われる。
(2)様々な検査しても、臓器や器官に病的変化が認められない。
ということです。
また、自律神経失調症という呼び名は、日本独自のもので、欧米にはありません。 しかし、実は日本でも、まだ正式な病名として公認されているわけではありません。 そのため、自律神経失調症のとらえ方は、医師によってまちまちですし、 治療方針も一定していないのが現状です。
例えば、あくまでも器官や臓腑の病変にこだわり、 「慢性胃炎」、「過敏性腸症候群」など特定の病名をつけて治療にあたる医師もいますし、 自律神経失調症を独立した病気と考えていない医師も多くいます。 また、自律神経失調症は原因不明の症状に診断名を与える便利な側面として機能している場合もあります。 医師の立場では、「検査で異常がない、とりあえず自律神経失調症と診断しておこう」と考えることもあります。
しかし、自律神経失調症と診断された患者の中には、神経症やうつ病が潜んでいる場合も多く、 単なる「病気と健康のはざま」と片付けられないこともあります。
自律神経失調症は、「心療内科」で受診します。心療内科は、 「心身医学」の考え方に立った比較的新しい診療科です。 心身医学とは、人間を心と身体、更に社会的存在として全体的にとらえ、 精神と身体の両面から病気を考えていく学問です。 一般的には精神と身体を分けて考え、更には身体面の治療を重視する傾向があります。
例えば、ストレスが原因で胃潰瘍になった人が、一般内科を受診した場合、 潰瘍の治療を行ないますが、患者の心の問題まで踏み込んで診療することはまずありません。 ストレスに対するケアがなされてないので、再発を繰り返すということが起きます。 心身両面のケアを行なう必要が高まっています。
そもそも自律神経は、どのような働きをしているのでしょうか?
この自律神経には、
交感神経と副交感神経の2種類
があり、左の図のように正反対の働きをしています。交感神経は、主に日中、活動モードの時に活発となり、逆に副交感神経は、 主に夜、心身を休息させる時に優位に働きます。 これら2つの神経が、状況に応じて切り替わり、 いわばアクセルとブレーキのような関係を保ちながら、 心身をバランスよく整えているのです。
自律神経失調症は、こうした自律神経のバランスが乱れることで、 心身に様々な不快症状が現われてきます。 その最大の原因は、精神的なストレスだといわれていますが、 真面目で責任感が強いなどの性格や、肉体の疲労、 体質、暑さ・寒さ、不規則な生活なども、発症の誘因となります。 また、ホルモンの変調によっても起こりやすく、女性の患者さんが多いのはそのためです。
自律神経失調症の症状は、どのようなものでしょうか?
自律神経は全身の器官をコントロールしているため、バランスが崩れてしまうと、
身体の様々な部位に、左の図のような不調が現われます。
これらの症状は、単独よりも、いくつか重なって起こることが多く、
また、1つの症状が消えても、別な症状が現われることもあります。とはいえ、身体のどこかに病気があって起こっているわけではないので、 病医院で検査を受けても、異常が見つかることはありません。 つまり自律神経失調症は、『身体の異常は認められないのに、不快な症状が続く状態』を指し、 正式な病名ではなく、一般に<診断名>として用いられているのです。
ただし、こうした症状が現われたら、他の病気が潜んでいることも考えられます。 医師の診断を受けるまでは、自己診断で自律神経失調症と決めつけないようにしてください。
どのような治療法・対処法がありますか?
また、心療内科や精神科といった自律神経失調症の専門医では、 薬物療法に加えて、カウンセリングや自律訓練法 (一種の自己暗示をかけ、心身の緊張を解く)などで、心の安定を図る治療も行なわれます。
こうした専門的な治療と同時に、自律神経のバランスを整えるためのセルフケアも、たいへん重要になってきます。
そのポイントは ●ストレスをためない ●生活のリズムを整える の2つです。
つらい症状とサヨナラするために、下のような『生活の工夫』を、ぜひ実行してみてください。
また、ストレス過多の現代では、交感神経の働きすぎから、自律神経のバランスを崩す人が多くなっています。 仕事や家事の合い間に、筋肉の緊張を解き、呼吸を整えて、心身をリラックスさせましょう。
『生活の工夫』の後に記しました、心身をリラックスさせる●筋肉のリラックス術、●腹式呼吸法も、ぜひお試しください。
10-入浴は、ぬるめの湯に胸から下まで浸かる
半身浴で、1日の疲れを癒そう。
そして・・・11-午後11時には布団に入るようにしよう。
|
●首の後ろの筋肉に力を入れ、あごを上げて5~8秒間静止す る。 |
|
●頭を前に倒して、力を抜く。 ●首、肩の筋肉を伸ばす感じで、10秒間静止。 ●1~2を5回繰り返す。 |
|
●こぶしを握り、ひじを曲げ、肩をすぼめる感じで、腕に5~8秒
間、力を入れる。 ●こぶしは胸の前で合わせる。 |
|
●今度は、背すじを伸ばして腕を開き、胸を張った状態で、肩に
力を入れる。 ●そのまま5~8秒間保つ。 |
|
●最後は全身の力を抜き、首も腕もだらんと下ろした状態で、 10秒ほど休む。 ●1~3を5回繰り返す。 |
|
●背すじを伸ばし、お腹をふくらませながら、ゆっくりと鼻から息 を吸う。 |
|
●お腹から出しきる感じで、口から細く長く息を吐く。 ●1~2を10回繰り返す。 |
こんな栄養素が自律神経失調症に効果的!
●食品・・・豚肉、レバー、卵、うなぎ、マグロ、サバ、イワシ、小松菜など
また、ストレスが加わると、私たちの身体は、 副腎皮質ホルモンの分泌を高めて、ストレスに対抗しようとします。 このホルモンの合成に必要なのが、ビタミンCです。
●食品・・・ブロッコリー、赤ピーマン、いちごなど
カルシウムは、神経の興奮を抑え、疲労回復に役立つ栄養素です。 不眠解消にも効果的ですので、眠れない時は、温かい牛乳を飲むとよいでしょう。
●食品・・・牛乳、チーズ、ヨーグルト、豆腐、小魚、ひじき、ほうれん草など
自律神経に優しいこれらの栄養素は、ぜひ意識して摂取したいものです。
自律神経失調症のタイプ別漢方療法
自律神経は、心のありように大きく左右される存在です。
精神状態が自律神経の働きに作用し、ひいては肉体に影響を及ぼす、言葉をかえていえば、
ストレスが自律神経の緊張を高め、それが続くと血管が収縮したままになって筋肉が収縮し、
その結果が肩こりや頭痛などの肉体症状となって現われるわけです。
いわば、自律神経は”心とからだの接点”としてとらえることができるでしょう。それゆえ、漢方療法では心身のバランスを保つことにポイントをおいています。 単に肩こりや頭痛などを静めるための、いわゆる”局所的治療”を行うだけではなく、 その根本的原因を成している心身のバランスを回復させることによって自律神経失調症を治す、 これが漢方療法の特徴です。
では、具体的に心身のバランスを保つために、漢方ではどういった処方が行なわれるのでしょうか。
まず、自律神経失調症では自律神経を安定させ、各内臓器官の働きをスムーズにし、 収縮した血管をもとへ戻してやることが必要です。 血管がもとへ戻れば血液の流れがよくなり、血もきれいになります。 血液がきれいになれば新陳代謝が活発になり、そうなれば自律神経失調症による様々な症状も改善されます。 ですから、漢方では自律神経を安定させ、血液の流れをよくする処方が用いられることが多いわけです。
ちなみに、新薬では頭痛やイライラの際には鎮静剤を用いるのが一般的です。 ところが、鎮静剤には眠くなるという副作用があります。 しかも、一時的な対症療法ですから、薬の効果が切れればまたぶり返しかねません。
一方、漢方薬は正しく処方されていれば副作用の心配もなく、 症状を根本から治す原因療法を行っていますので完治に近づきます。
少し専門的になりますが、以下のようなタイプに分類されます。詳しくは、漢方百草園薬局までお問い合わせ下さい。
3.うつ病(DD)
もう一人で苦しまないで・・・うつ病のサインを見逃さない!様々なストレスにさらされる現代社会において、心の病―うつ病に罹る人の数が増大しています。 しかし、心の不調に伴う苦痛は、なかなか病気とは認識されず、 本人も周囲の人々も「単なる疲れ」、「気持ちの問題」などと片付けてしまいがちで、 病気が悪化してから気づくことも少なくありません。
うつ病のサインを見誤らず、いち早く対応するためには、どうすればよいのでしょうか。
あなたの心、大丈夫ですか?
人は誰でも、日常生活のストレスで、落ち込んだり、元気をなくすことがあります。 しかし、たいていの場合は、数日にうちに回復して、 また元気に「頑張ろう」と思う力が湧いてくるものです。
それが、とくに身体的原因がないのに、毎日(2週間以上)気持ちが沈んだままで、
やる気が起きないというケースでは、心の病=うつ病が疑われます。
なかでも特徴的な症状は、『憂うつ感』と『興味・関心の低下』です。最近なんとなく続いている心の不調、それがチェック項目に該当していたら、 決してそのサインを見過ごさず、精神科、神経科、心療内科などの専門医に相談するようにしましょう。
■毎日の生活に充実感が感じられない
■これまで楽しんでやれたことが楽しめない
■以前は楽にできていたことが今ではおっくうに感じられる
■自分は社会の役に立つ人間だと考えられない
■わけもなく疲れたような感じがする
(大野裕氏の研究による)
心だけでなく、身体にもその症状が・・・
ひと口にうつ病といっても、人によって様々な症状が現われます。
しかもそれは、心のみならず、身体の不調というかたちで表出することも多いのです。
とくに初期の段階では、身体症状のほうが強く自覚されるため、
その裏に潜むうつ病が見逃されてしまうことがよくありますので、充分注意する必要があります。また、これらの症状は、朝起きたときに最も強く、時間の経過とともに薄れていき、 夕方になると比較的楽になるというパターンで現われます。 それがまた、「気持ちの問題」と片付けられてしまう所以であり、 悪循環によって病状を悪化させてしまうことになります。
うつ病を早期に発見するためにも、下の具体的症状に心あたりがあったら、早めに病医院を受診するようにしましょう。
|
<心の症状> ●気分の低下 憂うつ、寂しい ●意欲の低下 やる気が起きない 集中できない 何も考えたくない 決断ができない ●思考の異常 自分を責める 自信がもてなくなる 自分を卑下する 自殺を考える ●不安・焦燥 落ち着かない イライラする |
|
<身体の症状> ●眠れない ●朝早く目が覚める ●めまい ●息切れ ●だるい ●疲れやすい ●何を食べてもおいしくない ●胃のもたれ・むかつき ●食欲不振 ●体重の減少 ●頭痛 ●微熱 ●肩こり ●性欲が落ちる ●下痢 ●便秘 |
こんな症状に心あたりがあったら、早めに病医院を受診するようにしましょう。
こんな人が、こんな時に発症しやすい
うつ病は、几帳面で責任感が強く、何ごとにも手を抜かない真面目な人が罹りやすいといわれています。
頼まれれば断ることができず、なんでも一人で抱え込むというタイプです。こうした性格の人は、しばしば完璧主義者で、他人への気配りが細かい反面その評価を気にしすぎるため、 考え方に柔軟性が乏しく、多くのストレスをためやすい傾向があるともいえます。 つまり、うつ病発症のきっかけとなるストレスにさらされることが多く、 またそのダメージを受けやすいといえるのです。
ストレスとなりうる生活体験は、左の図のように様々です。
なかには、周囲から見れば喜ばしい出来事もありますが、それでさえ「一層頑張らなくては」と、 精神的なプレッシャーを感じてしまうのです。 ただし、同じ状況下であっても、うつ病になるならないは個人で違ってきます。
何にストレスを感じるかは、その人の性格や生活環境によって大きく異なるからです。
あせらずゆっくり治療しましょう
まず、うつ病は病気であることを自覚し、早期に専門的な治療を受けることが大切です。 治療は主として抗うつ薬が用いられます。うつ病は『心の病気』といわれますが、 生理学的には、脳の神経機能が変調をきたすことで発症します。 その改善に、抗うつ薬が効果を現わすのです。 近年は、効きめが優れ、副作用も少ない抗うつ薬が開発されていますので、 安心して服用するようにしましょう。
ただ、抗うつ薬について理解しておかなければならないのは、
しばらく飲み続けることで効果が現われるということと、再発予防のため、
原則として病状が安定しても服用を続ける必要があるという点です。
くれぐれも自己判断で量を減らしたり服用を中止したりせず、
医師の指示に従って、飲み続けることが必要です。それと同時に、仕事、家事などストレスとなる事柄から解放された状態で、 ゆったりと心と身体の疲れを癒すことも重要です。 うつ病は「良くなったり悪くなったり」を繰り返しながら、徐々に回復していきます。 人生の特別休暇をもらったつもりで、あせらず気長に、治療に取り組むようにしましょう。
家族や周囲の人ができること
|
1-励ましは禁物、ゆっくり話を聞いてあげる
『頑張りたくても頑張れない』のがうつ病です。励ましの言葉はよけいに患者さんを追いつめます。
|
|
|
2-外出や運動を無理にすすめない
気分転換にと思っても、気力が低下している状態では、かえって負担になります。休養を第一に考えてあげましょう。
|
|
|
3-重要な決定は先のばしにさせる
判断力が鈍っていますので、退職や離婚などの決断は、回復するまで先送りにするようにします。
|
|
|
4-自殺には充分注意する
うつ病の最悪のケースです。『死を口にする』『遺書を書く』などの行動がみられたら、
本人を一人にしないで、刃物やヒモなど危険物は目の届かないところへ。できるだけ早く、専門医を受診させます。
|
|
|
5-家事など日常生活上の負担を減らす
とくに主婦などの場合は、家族が協力して援助するようにしましょう。
|
|
|
6-なるべく通院に同伴し、受診には同席する
医師に正確な情報を伝え、また充分な説明を受けるために、可能な限り付き添うようにします。
|
|
|
7-きちんと薬を服用するように気を配る
多量に服用してしまうというケースの回避も含めて、正しい薬の服用をサポートしてください。
|
|
女性のうつ病
女性がうつ病に罹る割合は、10~24%といわれ、男性の約2倍にのぼります。
それは、月経、妊娠、出産、更年期、閉経といった女性特有のライフサイクルや、
それに伴うホルモンバランスの変化が、うつ病の発症と密接に関係しているからだといわれます。
そこで、特に女性ホルモンの分泌量が急激に変化する時期にみられる
《産後うつ病》と《更年期うつ病》についてとりあげます。
ⅰ.産後うつ病
出産は女性にとって大きな喜びであるはずなのに、母親になったことが実感できない、
わけもなく涙があふれてくる、不安になってイライラするなど、
心身の不調を訴えるケースは少なくありません。
これらの症状はマタニティーブルーと呼ばれ、妊娠中に増加していた女性ホルモンの分泌が急激に低下して、
自律神経のバランスが乱れるために起こります。
マタニティーブルーは、出産した女性の10~30%が経験するといわれ、
長くても2週間ほどで治まる、一過性のごく軽いうつ状態といえるものです。
しかし、このような気分の落ちこみがきっかけとなり、
その後にうつ病を発症してしまうことがあるのです。
産後は、出産前と違い、育児に追われて、
ゆっくり睡眠をとったり食事をしたりということが、思うようにいきません。
一日の大半は子どもと二人、という状況もあるでしょう。
そうした環境の変化が大きなストレスとなると、どんどん心身の過労状態に陥ってしまいます。
また、夫が育児に無関心な場合などは、「全部一人でやらなければ」というプレッシャーが、
精神的な負担となってのしかかります。
「真面目で几帳面」な性格の人では、育児が思うようにはかどらないと、
”母親失格”と自分を追いつめることにもなりかねません。
これら出産後の生活の変化が、マタニティーブルーに追い打ちをかけ、
うつ病発症の大きな要因となるのです。
産後うつ病が重くなると、子育てに大きな影響を及ぼします。
本人はもちろん、周囲の人も充分注意をし、うつ病のサインを見逃さないことが重要です。
ⅱ.更年期うつ病
女性は、40歳を過ぎた頃から卵巣の働きが低下し始め、
女性ホルモンの分泌が減少し、やがて閉経を迎えます。
その前後の期間を更年期といいますが、この時期にも自律神経の乱れから起こる、
様々な不調が現われます。
いわゆる更年期障害と呼ばれるもので、ほてり、めまい、不眠、肩こり、冷え、
頭痛など身体の症状から、憂うつ、不安、寂しさといった精神症状まで、そのつらさは多種多様です。
これらは程度の差こそあれ、うつ病の症状とよく似かよっています。
いわば更年期は、女性の身体の転換期にあたるわけですが、それに加えて生活面でも、
いろいろな変化を迎える時期だといえます。
例えば、近親者の介護が始まったり、また死別を迎えたり、夫婦関係で悩むことも多くなってきます。
子どもが就職や結婚などで自立して、無性に寂しさを感じる(空の巣症候群)こともあるでしょう。
さらに生活習慣病世代となったことで、自分の健康に対する不安を、身にしみて感じる時期でもあります。
これらのストレスが更年期障害と相まって、うつ病の発症へとつながっていくのです。
更年期で気をつけなければいけないのは、気分の落ちこみや身体の不調を、更年期障害と決めつけてしまうことです。
憂うつな気分に長期間悩まされている場合は、うつ病の可能性も疑って、早めに医師に相談することが必要です。
統計によると、昨年度の自殺者は、3年連続で3万人を越えました。
これは、15人に1人といわれる、うつ病患者の増加と無関係ではありません。
うつ病は非常に苦痛を伴うにもかかわらず、
治療を受けている人は患者の3割程度というデータも、そのことを裏づけています。
『心の風邪』といわれるように、うつ病は誰でもが罹りうる病気です。
だからといって、軽く考えてはいけません。
その徴候を見逃さず、早めに適切な治療を受ければ、必ず治る病気だということを理解しておきましょう。
うつ病のタイプ別漢方療法
うつ病は、憂うつ感や興味の減退、焦燥感(いてもたってもいられない)など精神症状とともに、 食欲低下、頭痛、疲労感などの身体症状も多く現われる病気です。 特に、気分がひどく落ち込んだり意欲が低下するなど、精神面の症状が強く現われる病気で、 人口の1割が生涯のうち一度はかかる病気といわれるほど多い病気です。
受験の失敗、失恋、仕事上のトラブルや人間関係、家族との離別など、
人生には思うようにならないことや、思いがけない不幸に遭遇することがあり、
そのような時は、誰でも憂うつな気分に襲われます。
でも通常は、落ち込んだ気分は時間とともに回復して、立ち直っていくものです。
このように、感情には回復力があるものです。ところが、「うつ病」の人は、気分が落ち込んだままの状態が続きます。 この回復力がなくなった状態を、漢方医学では、「心失所養」といいます。 「心失所養」とは、「こころ」を元気に回復するエネルギーや栄養が不足した状態を指します。
少し専門的になりますが、以下のようなタイプに分類されます。詳しくは、漢方百草園薬局までお問い合わせ下さい。
ストレス社会に忍びよる・・・【現代型うつ病】
最近、比較的若い20~30代の勤労者に多くみられる、 現代型うつ病と呼ばれるうつ病がクローズアップされるようになりました。 特徴として、自分ではなく他人を責めるような、自己中心的な性格が見受けられます。
典型的なうつ病とは異なる多彩な症状を示すため、診断が容易でなく、 治療法の選択についても、明確に定まっていません。 その現代型うつ病についてみていきましょう。
現代型うつ病とは
| ■□■ 精神科や心療内科が扱うおもな心の病 ■□■ | |
| 統合失調症 | 幻聴・幻覚、妄想など独特な症状を呈し、本人には病識がない。話にまとまりがなく、 病気が進行すると著しく社会適応能力が損なわれる場合もある。 早期の薬物療法により、症状の抑制が可能。 |
| 気分障害 |
憂うつあるいは、そう状態を中心としたもの。 大うつ病、双極性うつ病、非定型うつ病、気分変調症など。 |
|
不安障害 神経症 |
パニック障害、全般性不安障害(GAD)、社会不安障害、高所・閉所など特定の恐怖症、 強迫性障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)など。急性不安と慢性不安がある。 |
|
身体表現性障害 (心身症) |
検査で身体疾患が見つからないが、持続的な痛みや感覚異常などにより、社会生活に支障が生じるもの。 |
| 脳器質的障害 | 認知症、せん妄、健忘症障害など。 |
| 適応障害 | 強いストレスが原因で起こるさまざまな精神症状によって、生活が送りにくい状態。 他の精神疾患に該当しない程度に症状が軽く、原因から1ヶ月以内に症状が起こり、 原因消失から6ヶ月以内に治るもの。 |
|
パーソナリティ 障害 |
妄想性、反社会性、境界性、自己愛性、依存症、強迫性パーソナリティ障害など。 |
最近用いられることが多くなった診断基準として、 米国精神医学会のDSM(精神障害の診断と統計の手引き)と、 WHOによる国際疾病分類ICD(疾病及び関連保険問題の国際統計分類)が挙げられます。
DSMではパーソナリティ診断をはじめ、5つの軸で評価を行なうため、 同時に複数の病態を認めることになります。 これは、従来の伝統的な精神医療の考えとは異なり、1人の人間を複数の視点でとらえるため、 他の疾患との識別がしにくいという欠点もありますが、客観的で分かりやすいという特長があります。
DSMが採用されたことにより、うつ病の定義が拡大し、統計上の患者数が増加してきました。 実際には、これまでうつ病の基準に当てはまらなかった人や、別の病気に分類されていた人が、 うつ病の仲間入りをしたという面もありますが、心の病は時代や世相に影響されやすく、 病状そのものにも、「今どき」を反映する変化が起こっているのが現状です。
海外の調査では、一般的なうつ病が発症する平均年齢が32.3歳であるのに対し、 現代型うつ病は、平均16.8歳とたいへん低くなっています。 若い世代は裕福な環境で育った人が多く、耐えることになれておらず、 少しのストレスでも強く受け止めてしまうのが一因のようです。
最近では、「非定型うつ病」「気分変調症」「逃避性抑うつ」「未熟型うつ病」「ディスチミア親和型うつ病」 と呼ばれる症状の患者さんが増え、総称して現代型うつ病と呼んでいます。
うつ病の分類
| ■□■ うつ病の分類一覧 ■□■ | |
| うつ病の分類 | 特徴 |
| 症状 | |
| 大うつ病 | 几帳面でまじめ、努力家、凝り性、融通がきかない |
| 眠れない、食欲不振、異常なまでの罪悪感 | |
| 非定型うつ病 | 自己愛が強い、寂しがりや、人間関係に敏感で不信感を抱きやすい、20~30代に多い |
| 寝過ぎ、食べ過ぎ、状況によって気分が左右される、他罰的 | |
| 気分変調症 | 自分に自信がない、ささいなことで悩む、人付き合いが苦手、若年層に多く有病率も高い |
| 比較的軽いうつ症状が、2年以上続く | |
| 双極性うつ病 | エネルギッシュで統率力がある 社交的で面倒見がいい |
| 強いうつ状態と、気分が高揚して活動性のあがるそう状態が交互に現われる | |
各々のうつ病について、少し補足説明を加えます。
●大うつ病(典型的なうつ病)
何もかも億劫、眠れない、食欲がない、朝は気分がすぐれず夕方になると少し楽になる。
●非定型うつ病
比較的若い20~30代に目立つ。 過眠・過食を伴い、状況によって気分が左右され、 どちらかというと夕方から夜にかけて症状が重くなる。
他罰的(自分以外のせいにする)な傾向がみられ、典型的なうつ病の症状とは大きく異なります。 リラックスしている時は何ともないため、周囲がうつ病にかかっていることに気がつかないことがあります。
DSMの診断ではパーソナリティ障害がみられることが多く、傷つきやすく、 人に何かいわれるとすぐに攻撃的になるなどから、医師との信頼関係も築きづらいことが多いようです。
●気分変調症
悲観的で後ろ向きな思考パターンにおちいる、長期的。
症状の数が限られ、比較的軽いものの、それが2年以上続く状態をいいます。 「ぐるぐる思考」と呼ばれるものがみられ、自信を喪失し、何に対しても悲観的で、 後ろ向きの考えが堂々巡りに繰り返されます。 小さな失敗で傷つき、何もかもうまくいかないと思いこんでしまいます。
現代型うつ病になった時は
●治療方法
一般的なうつ病と同様に、抗うつ薬を使用します。
同時に、気分を安定させるための気分安定薬、抗不安薬、必要に応じて、睡眠薬などを併用します。
抗うつ薬で効果があがらない場合、別の薬が使われることもあります。
また精神療法として、生活のリズムを整えるための生活指導や、
考え方を変えていく、認知療法を行なうことが多いようです。
●ストレスコーピング
ストレスは、だれにでもあるものです。気づかないフリをして無理をするよりも、
その存在を認めて発散することが大切です。
ストレス要因を書きだすことで認め、自分自身がそれをストレスと認識していることを受け入れましょう。
その次にコーピングとして、意識的に行なう対処法を書きだします。
内容としては、読書やスポーツなどの具体的な趣味や、甘いものを食べるなど、何でもOKです。
1つでも多くの、心地よいと思えることを見つけることが、大切になります。
4.パニック障害(PD)
不安の連鎖が、つらい身体の症状をまねく・・・ある日、突然に、発作的な身体の症状にみまわれ、また強い不安感に襲われるパニック障害。 日本人100人中、3~4人の割合で発症するといわれ、誰にでも起こりうる病気にもかかわらず、 まだ充分に理解されていないのが現状のようです。 パニック障害とはどのような病気なのか、その正体を解説していきます。
パニック障害は・・・こんな病気です
例えば、学校の試験が控えていたり、重要な会議でスピーチをしなければならない時などに、
胸がドキドキしたり、汗ばんできたりといった経験は、どなたにもあるでしょう。
これは、不安や恐怖を防御するために身体が起こす正常な反応で、
原因となる問題が解消すれば元の状態に戻ります。パニック障害は、こうした思い当たる不安材料がない(あるいは不安を自覚していない)にもかかわらず、 身体が誤って防御反応を起こし、それが激しい症状となって現われて、 発作的に何度もくり返される病気です。
パニック発作と呼ばれるその症状は、場所や時間を問わず、また前ぶれもなく突然に現われます。 通勤途中の電車の中や、仕事中の職場、あるいは買い物帰りの道端など、発症する状況は様々です。 また症状も、下の<パニック発作の主な症状>のように多岐にわたりますが、一般的にはこれらが複数重なって起こり、 その場にしゃがみこんでしまうほどのつらさを感じます。
このように、突発的に激しい症状が起こるため、 『何か重大な病気ではないか、このまま死んでしまうのではないか』 といった強い恐怖感に襲われるのも、パニック発作の特徴です。
|
■心臓がドキドキする ■呼吸が速くなる ■息がつまる ■汗がでる ■胸の痛み、不快感 ■吐き気、 お腹の不快感 |
|
■身体や手足が震える、しびれる ■めまい、ふらつき ■寒気を感じる、身体がほてる ■死ぬのではないかと不安になる ■気が変になるのではないかと怖く なる ■現実に起こっている感じがしない |
こんな症状に心あたりがあったら、早めに精神科や心療内科などで、 専門的な診断を受けるようにしましょう。
発作は、最初の10分間をピークに、通常30分から1時間もすれば自然に治まっていきます。 身体に何らかの病気があって起きるわけではないので、いくら病院で検査しても、 身体的にはまったく異常が認められません。
このパニック発作は、くり返し起こることが多いため、そのつらい経験から、 「また発作が起きたらどうしよう」という強い不安感を抱くようになります。 これを予期不安といいます。
例えば、電車の中でパニック発作が起こった人は、同じ電車に乗っただけで予期不安が高まり、 それが引き金となって、実際にパニック発作を誘発してしまいます。 つまり自ら発作の原因を作ることになり、次はさらに不安が強くなるという、 悪循環をくり返してしまうのです。
さらに予期不安は、「今度は死んでしまうかもしれない」「取り乱したりしたら見苦しい」といった、 マイナスの感情を生みだします。 そのことでますます自分を追い込むこととなり、これもまた発作を引き起こす誘因となります。
パニック障害という病気が厄介なのは、実はこの予期不安を起こさせることにあるのです。
さらに、予期不安が高じてくると、今度は広場恐怖をまねくことになります。
広場恐怖とは、もしパニック発作が起こった時に困るような(逃げ場がない、助けてもらえない)場所に恐怖感をもち、 その場所に行けなくなったり、乗り物に乗れなくなったりすることをいいます。 電車や車、エレベーター、飛行機の中、人ごみ、デパートや映画館、 美容院、歯科医院などが、対象となりやすい場所です。
パニック障害の病状が進行するにつれ、広場恐怖も深刻になっていきます。 必要があれば外出できていた人が、次第に1人では外に出られなくなり、 家の中に引きこもりがちになってしまいます。
さらにこうした状態が長く続くと、気分が落ち込み、意欲が低下して、うつ状態をまねくようになります。 事実、パニック障害の患者さんの多くが、うつ病を併発し、日常生活に様々な支障をきたしているのです。
●パニック発作
|
●予期不安
|
●広場恐怖
|
●急性期強い発作症状が、頻繁に、短い間隔で起 きる。 ●慢性期 発作は徐々に治まるが、不安や恐怖感、 うつ症状などが強まる。 |
||
パニック障害には・・・こんな治療法があります
パニック発作は、時間の経過とともに治まり、また検査しても異常がみられないため、 放置されるケースが少なくありません。 しかし、早期に治療を開始すれば、重症化するのをくい止められ、 何より発作のつらさを1日でも早く解消することができます。 思い当たる症状があったら、早めに精神科や心療内科などで、 専門的な診断を受けるようにしましょう。
SSRIは抗うつ薬の一種で、副作用も少なく、パニック障害にたいへん有効ですが、 効き目が現われるまでには数週間を要します。 人によっては、最初の頃に、吐き気や下痢、眠気などを生じることもありますが、 飲み続けることで徐々に発作の症状が改善され、不安や恐怖心が緩和されていきます。 また、発作が治まったあとも、再発を予防するために、1年程度は服用を続ける必要があります。
これとともに、効き目が早く現われる抗不安薬も用いられます。 症状に応じて毎日服用するほか、発作時の緊急用としても役立ちます。 さらに、薬を持っていることで不安がやわらぐという、心理的な効果も期待できます。
薬物療法とともに、不安感や恐怖感を自分でコントロールできるよう、
併せて心理的療法が行われる場合もあります。その一つ認知療法は、病気のメカニズムや治療法を正しく理解することで、 パニックに陥らないような気持ちを養うというものです。 発作が起こりそうな時に、「あっ発作だ。どうしよう」と慌てるのではなく、 「死ぬことはないし、薬もあるから大丈夫だ」と、受け止め方を修正することで、 冷静に対処できるようにしていきます。
また、不安や恐怖を感じている場所や状況を経験し、 少しずつ慣れながら広場恐怖を克服していくのが、曝露療法です。 これは行動療法の一種で、例えば電車に乗れなくなってしまった人の場合には、 左の図のようなステップで徐々に練習していきます。
これらの心理的療法は、かかりつけ医のカウンセリングや指導の元で、段階的に行なわれます。
パニック障害には・・・こんなふうに立ち向かおう
パニック障害は必ずよくなる病気ですが、発作が抑えられ、 薬を飲まなくてもすむようになるまでには、ある程度時間が必要です。 そのため、あせらずに「いつか時間が解決してくれる」 ぐらいの大らかな気持ちで、じっくり治療に取り組むことが大切です。 パニック障害と診断されても、決して悲観的にならず、この病気を前向きにとらえていきましょう。 (下の<パニック障害を克服するために>参照)。
●死をまねくような重病ではないこと、治療によって必ず
回復することなど、パニック障害を正しく理解しましょ
う。
●思ったことは何でもかかりつけ医に話し、納得するま
で相談しましょう。
●発作が起きたら、側でやさしく声をかけ、身体をさするな
どして、不安を取り払ってあげてください。
パニック障害のタイプ別漢方療法
また、パニック障害の患者は、女性の方が男性に比べ、3倍多いといわれています。
少し専門的になりますが、以下のようなタイプに分類されます。 詳しくは、漢方百草園薬局までお問い合わせ下さい。
5.社会不安障害(SAD)
若者に増える心の病気!・・・社会不安障害を知ってますか?私たちは、様々な不安と隣り合わせで暮らしています。 不安や恐怖は本来、身(命)を守らなければならない時に身構えるための、 生きていくうえで必要な感情です。 しかし現代人は、それ以上に社会的な不安というものを常に抱えています。 「周囲から批判を受けるのではないか」「恥をかくのではないか」といった対人関係の不安です。 そんな不安が、人によっては大きな恐怖となり、ときには身体的な異変が起きたりして、 日常生活を営むことが困難になる場合があります。 それは内気、恥ずかしがり屋といった“性格”ではなく、SAD~社会不安障害という心の病気だと考えられます。
人と接するのが怖い
人前で話すのが苦手であったり、視線を感じると緊張したり・・・という経験は、
少なからず誰にでもあるでしょう。
そしてそんな不安感があるからこそ、「失敗してはいけない」「笑われないようにしよう」
という心構えができるのです。しかし、そのような状況に立たされることに人一倍恐怖感があり、 緊張や不安感だけでなく身体症状まで現われる場合があります。 その経験から、さらに強い恐怖感が生まれ、行動範囲が狭まり、 日常生活に支障をきたすようにもなります。 このような障害が出る人は、不安から起こる心の病気、社会不安障害=SAD(以下SAD)であるかもしれません。
”性格”だと片付けられていた
SADの人は、自覚があるかないかにかかわらず、自分に向けられる評価がとても気になります。 発症のきっかけは、人前で上手に話しできなかった、 自分の癖を人に指摘された、などたいていは些細なことです。 通常は、場数を多く踏むことで慣れてきたり、改善するように心がける程度で済むでしょう。 しかし、その失敗や指摘が一大事となって記憶に残り、次に同じ状況に立たされた時に、 「また失敗したらどうしよう」「変な癖がある人だと思われるんじゃないか」 と必要以上に緊張してしまうことがあります。
もちろん、それだけでは病気とはいえません。 SADの場合、その緊張感や不安感が著しく強く、そんな精神状態のため、 発言や行動が普段どおりにできなくなります。 さらに、大量に発汗したり、身体が震えるなど、身体症状が現われてきます(下の<SADの主な症状>参照)。 すると、これらの症状によってさらに、「様子がおかしいと気づかれているのではないか」 と気になり、緊張と不安がエスカレートします。
|
●知らない人と会う(会話する) ●権威ある人と会う(会話する) ●人前で発表や発言を求められる ●人前で電話をかける |
|
●人前で字を書く ●人と目を合わせる ●人と食事をする |
|
●人前で恥をかくのではないか ●人にダメな人間だと思われないか ●身体症状に気づかれて、人から様子が おかしいと思われないか |
|
|
●動悸がする ●顔が赤くなる (ほてる) ●息苦しくなる ●吐き気がする ●大量の汗をかく ●めまいがする ●手足または全身が 震える |
|
●声が出ない ●口が渇く ●トイレに行きたくなる ●パニック発作が起こる ※パニック発作とは、激しい動悸・呼吸困難など、突発的に起こる強い身体症状。 パニック障害でみられる発作。 |
さらに、SADの人は「自分の不安感や症状は過剰反応である」とわかっている点も、特徴のひとつです。 わかっているのにそうした反応を止められないことで、自己嫌悪に陥り、 たとえ恐怖する状況を回避できたとしても、本人の悩みや苦しみは解消されません。
●恐れている状況に立たされた場合、ほぼ必ず症状が誘発される。●本人は、その恐怖心や身体症状が、過剰反応で不合理だと認識し
ている。
●恐れている状況や行為を回避したり、不安に襲われたりすることで、 仕事(学業)などの社会生活が障害されている。またそのことに苦痛 を感じている。
●恐れている状況や行為を回避しているか、それができなければ強い 不安と苦痛を感じながら耐えている。
●身体症状が現われても、起因と思われる身体疾患は存在していない。
SADの人は特別か
SADは、10代の後半から20代の前半に、最も多く発症します。 もちろん、職場での強いプレッシャーなどがきっかけで、 30代、40代で発病することもありますが、比較的発症年齢が低い病気です。 しかし、医療機関を受診する年代は30歳前後が中心といわれ、発病してから10年20年と、 長い間苦しんだあげく、受診する患者さんが多いと思われます。
SADは慢性化すると、社会状況に適応できない苦しみや、それに伴う身体症状、 自己嫌悪によって、うつ病やパニック障害を併発することがあります。 さらに、不安や緊張を紛らわすためにアルコールに依存するケースもあり、 様々な精神疾患を合併しやすい病気です。
では、このような病気は、特別な人しかならないものなのでしょうか? 統計学的には、SADになりやすい性格というものは、見つかっていません。 多少は神経質(内向的・心配性・完全主義など)な傾向がありますが、 社交的な人、目立ちたがりな人にも、多く発症しています。 最近の調査では、10人に1人の割合で、生涯に一度はSADを経験するようだとわかってきました。
また、仕事をしたくても就職できない、いわゆる『ニート』と呼ばれる若者、 また『引きこもり』になる人が増えていることが、近年社会問題になっています。 こうした人々の中には、SADのような症状に苦しむ人も少なくないようです。
SADは、特別な人がなる特別な病気ではなく、ごく身近な病気なのです。
回避だけでは治らない
そこで、神経伝達物質が神経細胞に再取りこみ(下の図)されるのを阻止する、 SSRIという薬が有効であることがわかり、現在、SADの治療で多く選択されています。 症状によっては、抗うつ薬や抗不安薬が用いられます。
|
||
|
<神経細胞> |
<通常の状態> |
<SADの状態> (SSRIを服用した場合) |
| 神経細胞間にはすき間があり、ここを神経伝達物質が移動することで、さまざまな情報が伝えられる。 | セロトニンがAから放出され、Bの受容体と結合することで、情報を伝達する。あまったセロトニンはAに戻る。 | SADの場合は、セロトニンがBに結合する量が少ない。 SSRIは、セロトニンが再取りこみされるAの取りこみ口にフタをする。 これで、神経細胞間のセロトニンが増え、Bの受容体に結合しやすくなる(情報伝達が正常になる)。 |
|
●認知療法
不安になるメカニズムを理解し、誤った思いこみを修正していく
|
|
●行動療法
刺激の弱い段階から、回避状態にあえて身をさらし、徐々に身を慣らしていく
|
|
●森田療法
不安を受け入れ、あるがままに生きるという概念で、不安への<とらわれ>を取り除く
|
|
などがあり、医師の指示のもとで段階的に行ないます。
これらには、薬物療法にみられるような副作用はありませんが、ときには患者さん自身に、
不安や恐怖にあえて飛びこんでいくぐらいの高いモチベーションが必要になります。
|
不安障害全般にいえることですが、恐れている状況を回避しているだけでは、この病気は治りません。
現在は不安を和らげる有効な薬も多くあり、これらを上手に利用しながら、
あせらず時間をかけて取り組んでいきましょう。SADの人は、とかく「自分は弱い人間だ」と劣等感をもってしまい、周囲の人にもそう思われがちです。 しかしSADは、人と良い関係を築きたい、より良い人生にしたい、という欲求が強い人に多いのです。 これは劣等感をもつようなことではありませんから、患者さんには自信をもっていただきたいと思います。
社会不安障害(SAD)の漢方療法
詳しくは、漢方百草園薬局までお問い合わせ下さい。
6.全般性不安障害(GAD)
誰もが感じる正常な不安や心配は、はっきりした理由があって、その間だけ続きます。
全般性不安障害=GAD(以下GAD)も、社会不安障害=SADと同様、
不安障害の一つで、「特定の状況の限定されない、理由の定まらない不安や心配」が長期間続き、
このような不安や心配に、心や身体の症状が伴う病気で、
ついには日常生活にも支障をきたすようになります。
以前は不安神経症と呼ばれていました。GADの患者数は、パニック障害の患者数より3~4倍多いとされ、 1000人に64人くらいが経験すると報告されており、まれな病気ではないといえます。
不安障害の中では一般的で、男女比は1:2と女性に多い病気であり、 発症は10代半ばが多く、精神科にはかなりの時を経てから受診するケースが多いようです。 GADの原因はわかっていませんが、遺伝的要因や神経質(内向的・心配性・完全主義など)の性格、 現在のストレス状態や、自律神経の障害などが発症の原因だといわれています。
特徴と症状
GADの人は、仕事や学業、将来、天災、事故、病気など様々な出来事や活動について、 過剰な不安と心配があります。 しかし、その原因は特定されたものではなく、不安や心配を感じている状態が、 6ヶ月以上続いており、不安や心配がない日より、ある日の方が多いといわれています。
よくみられる具体的な身体症状と精神症状を記してみます。 不安や心配は、下記の症状のうち、3つ以上の症状を伴います。
|
●疲れやすい ●頭痛、頭重、頭の圧迫感・緊張感・しびれ感 ●めまい感、頭がゆれる感じ、 船酔いしている感じ ●首すじや肩のこりなど、筋肉が緊張している ●身体の悪寒や熱感、手足の冷えや熱感 ●全身に脈拍を感じる ●便秘または下痢 ●頻尿 |
|
|
●そわそわと落ち着かない、緊張してしまう、 過敏になってしまう ●集中できない、注意散漫 ●記憶力が悪くなる感じ ●根気がなく疲れやすい ●刺激に対して過敏 ●イライラして怒りっぽい ●些細なことが気になり、とりこし苦労が多い ●悲観的になり、人に会うのが煩わしい ●寝つきが悪く、途中で目が覚めやすい、 熟睡感がない、睡眠不満足 |
|
周りに全般性不安障害の方がおられたら・・・
GADの人は、不安や心配を周りに訴えることが多いのですが、
病気でない人からみれば、ナンセンスに感じられることもあるので、
きちんとその訴えを聞いてあげることが困難な場合もあるかと思います。
しかし、不安や心配に伴って、心や身体の不調が長く続いていることを理解して、
温かい接し方をしてあげてください。また、周りにGADと思われる人がおられたら、単なる心配性とみなさないで、 なるべく早く治療を受けるようにすすめてあげてください。
全般性不安障害の治療法
GADの治療法は、大きく分けて薬物療法と精神療法があります。GADの本態(病気のもと)は、不安と心配にありますので、 まずは薬物療法によって不安と心配をコントロール可能な状態まで軽くし、 精神療法によって患者さん自身が不安や心配をコントロールできるようにしていきます。
|
●薬物療法
海外では、早い時期から薬物治療の研究が盛んに行なわれており、
すでにGADの治療薬として承認され、患者さんの治療に使用されている薬(パキシル)もあります。
一方、日本では、GADという病名に対して、国(厚生労働省)が承認している薬はなく、 抗うつ薬や抗不安薬などを用いて、治療が行われているのが現状です。 |
|
●精神療法
GADの発症の要因に、患者さん自身の生育歴や性格に深く関係している場合は、
精神療法も重要になります。
精神療法には、カウンセリング、認知行動療法、セルフコントロール法などがあります。 精神療法は、患者さん自身の努力や専門医との相性などもあり、効果が一律でない場合が多いようです。 精神療法の治療に当っては、必ず専門医(精神科や心療内科)にご相談ください。 |
全般性不安障害(GAD)の漢方療法
詳しくは、漢方百草園薬局までお問い合わせ下さい。 ほぼ、社会不安障害(SAD)の治療に準じます。
7.不眠症
実に日本人の約20%が、こうした不眠の悩みを抱えているといいます。
睡眠は、イキイキとした生活を送るうえで、とても重要なものです。
それだけに、ぐっすりと眠れないつらさは深刻で、健康にも大きく影響し、
睡眠障害によって引き起こされるQOLの低下は大きな問題です。ここでは、睡眠障害の一つ、不眠症について、詳しくみていくことにしましょう。
あなたの不眠はどのタイプ
●週の半分以上ある
●それが1ヶ月以上続く
●不眠に伴い、心身の不調を感じる
といったケースで、こうなると不眠症が疑われます。
ひと口に不眠症といっても、その症状は様々で、 下の<症状もいろいろ!不眠症のタイプ>のような4つのタイプがあります。 それぞれに原因や対策が異なってきますので、不眠でお悩みの方は、 まず自分がどのタイプに当てはまるかをチェックしてみましょう。
●入眠障害
寝つくまでに30分~1時間もかかってしまうタイプ。
眠れない不安が、さらに不眠の原因となる。
|
|
●中途覚醒
睡眠中に何度も目が覚めてしまうタイプ。夜中のトイレも原因で、高齢者に多い。
|
●早朝覚醒
早朝に目が覚めて、以後眠れない状態。高齢者に多いタイプだが、うつ病の代表的症状でもある。
|
|
●熟眠障害
睡眠時間は充分なのに、眠りが浅く、満足感が得られないタイプ。
睡眠時無呼吸症候群も原因に。
|
日中を活動的に過ごせているのなら、睡眠時間にこだわる必要はありません。 あまり神経質になりすぎると、かえって不眠の原因となってしまうことがあるからです。
様々な原因で不眠症は起こります
|
●悩み ●イライラ ●緊張 ●不安 ●恐怖 など |
|
|
●痛み ●熱 ●かゆみ ●せき ●ぜんそくの発作 ●膀胱炎や前立腺肥大症などに伴う頻尿 ●睡眠時無呼吸症候群 (大きないびきとともに、突然呼吸が止まる) ●睡眠時ミオクローヌス症候群 (脚の筋肉がピクピクとけいれんする) ●むずむず脚症候群 (ふくらはぎや足先に虫がはうような、むずむず感がする) |
|
|
●海外旅行での時差ボケ ●交代勤務による不規則な生活リズム ●睡眠相後退症候群 (夜ふかしが習慣となり、深夜まで眠れない) |
|
|
●うつ病 ●神経症 ●不安障害 ●アルコール依存症 ●統合失調症 ●アルツハイマー病 |
|
|
●降圧剤 ●ステロイド剤 ●甲状腺剤 ●消炎剤 ●アルコール ●カフェイン ●ニコチン |
|
そのためにも、眠れない夜が続き、とてもつらいと感じているのであれば、 早めに心療内科や精神科を受診することが望まれます。 最近では<睡眠外来>を設けている医療機関もありますので、そちらを利用してもよいでしょう。 専門的な診断と適切な治療を受けることで、眠れないつらさは、きっと解消されるはずです。
ぐっすり眠るために生活を見直そう
本来私たちの身体には、体内時計というものが備わっており、 活動と睡眠のリズムが規則正しく刻まれています。 朝になれば目が覚め、夜には眠けを感じるという、生体がもっている自然のリズムです。
ところが、朝いつまでも寝ていたり、夜ふかしするなどして、 このリズムを無視した生活を続けていると、体内時計に狂いが生じてしまいます。 夜になっても身体が眠る準備に入っておらず、その結果、不眠におちいってしまうのです。 まずは、生活のリズムを規則正しくし、体内時計を整えること、これが基本です。
また、心配ごとやストレスがあると、そのことばかりを考えて脳はいつまでも眠ろうとせず、
これもまた不眠の大きな原因となります。
ストレスを積極的に解消したり、寝る前には心身をリラックスさせられるよう、
自分に合った方法をみつけて習慣にするとよいでしょう。眠れないことを気にしすぎるのも、よくありません。 「今日ダメなら、明日そのぶん眠ればいい」ぐらいに大らかに構え、 心配ごとは寝室までもちこまないように心がけます。
脳と身体のほどよい疲労は、質のよい睡眠へとつながります。 毎日軽い運動をしたり、とくに高齢者の方は、日中活動的に過ごすなどして、 昼と夜のメリハリをつけることも大切です。
このような点をふまえて、自分の生活リズムを見直し、 まずぐっすり眠るための工夫を心がけるようにします。 具体的には下の<試してみよう!ぐっすり眠るための生活改善>を参照してください。
|
●睡眠時間にはこだわらない
それぞれ自分に合った睡眠時間があり、昼間眠けがなければ大丈夫。
時間は季節でも変化するし、年をとれば短くなっていく。
|
●毎日同じ時刻に起きる
早起きこそ、早寝に通じる近道。日曜だからと、
遅くまで寝床にいると、月曜の朝がつらくなる。
|
|
●太陽の光を浴びよう
目が覚めたらカーテンを開けて、日光をとり入れる。
太陽の光で体内時計はスイッチオン、規則正しいリズムがスタートする。
|
●運動の習慣をつける
適度な運動は、心地よい身体の疲労となり、
眠りの質を高める。ストレス解消にも効果的。
|
|
●寝酒や眠る前のタバコ、刺激物は控える
寝酒はかえって眠りの質を悪くする。
ニコチンや、コーヒーのカフェインなどは、興奮作用で眠りを妨げる。
|
●自分の方法でリラックス
軽い読書、音楽、ぬるめの入浴、ストレッチ、香りなど、
自分に合ったリラックス法をみつけよう。
|
|
●眠くなってから布団に入る
「眠らなくては」という気持ちが睡眠を妨げる。眠る時間にこだわらず、
30分以上眠れない場合は、いったん床を離れてみる。
|
●三度の食事を規則正しく摂る
朝食は心と身体の目覚めに最適。1
日の活力を補給し、体内時計も規則正しく進む。
|
●昼寝をするなら午後3時前までに
夕方以降では、夜の睡眠に悪影響を与える。
眠る時間は、20~30分にとどめよう。
|
|
●その他
不眠に伴い、激しいいびき、脚のむずむず感など身体の異常がある場合や、
長時間眠っても昼間の眠けが強い場合は、専門医を受診しましょう。
|
睡眠薬を正しく使って不眠を解消しましょう
作用する時間の長さや、不安感をとりのぞく作用があるかないかなど、様々な種類がありますので、 個人の症状に合った薬を処方してもらうことができます。ただし、
●お酒といっしょに飲まない
●飲んだらすぐ床に入る
●使用量を守る
などの注意事項はくれぐれも守るようにしましょう。
もちろん不眠が解消されるようになれば、医師と相談しながら服用の中止を目指すことになります。
| ■□■ 上手に使おう!睡眠薬の種類 ■□■ | ||
| 超短時間作用型 | 身体から早く排泄され、眠けが残らない | ⇒入眠障害 |
| 短時間作用型 | ||
| 中間作用型 | 不安や緊張で、ぐっすり眠れない人に効果的 |
中途覚醒 ⇒早朝覚醒 熟眠障害 |
| 長時間作用型 | ||
睡眠薬の副作用
|
●持ち越し効果
作用時間の合わない薬を飲むと、朝方に頭がぼんやりしたり、
何となく調子が悪くなったりします。
特に高齢者は、薬が体内に残りやすいため注意が必要です。
|
|
●記憶障害
服用後に起きていたり、お酒といっしょに服用すると、記憶が一部抜け落ちることがあります。
指示通りに飲まないことで、起きやすくなります。
|
|
●筋肉の脱力
この薬の筋肉の緊張をほぐす作用によるものです。
夜中にトイレに行く際は、転びやすくなるため注意しましょう。
|
|
睡眠薬は、それぞれの症状に合わせて処方されるため、知人などからはもらわず、
必ず自分が処方された薬を飲みましょう。
|
不眠症のタイプ別漢方療法
眠りの障害には、寝つきが悪くてなかなか眠れない・睡眠が浅くてすぐに目覚めてしまう・ 夢ばかりみて寝た気がしない・睡眠時間が短く朝早く目覚めてしまう・終夜一睡もできない、 といったさまざまな程度があります。
五臓の一つである「心」は火臓で陽に属し、意識は心神が主っています。 太陽が天にあって陽気が盛んな日中は、心神が活発で意識が清明であり眠ることは少なく、 太陽が沈んで陰気が盛んになる夜間には、心神が安静になって意識は沈潜し眠りに入ります。
安静になるべき夜間に何らかの原因により心身が乱されると、 不眠が発生するのであり、古人は「けだし寐は陰にもとづき、神はその主なり、 神安んずれば則ち寐ね、心安んぜざれば則ち寐ねず」と総括しています。
| ■□■ 不眠の種類 ■□■ | |
| ●急性の不眠 | 原因が明らかなことが多く、経過はさほど長くありません。 ただし、状態によっては慢性の不眠へと移行することもあります。 |
|
●慢性・反復性の 不眠 |
多くは原因がはっきりしませんが、
からだの内部の状態が失調し心神が不安定になって不眠を生じているので、
失調を矯正しなければ安眠は得られません。 内部状態を改善せずに、単に睡眠剤に頼ってもその場しのぎにすぎず、 逆に睡眠剤への依存や副作用によって変調がより甚だしくなり、 ついには救いがたくなります。 また、精神面への治療だけで肉体面を改善しなければ、十分な治療にはなりません。 |
漢方薬は、西洋薬の入眠剤や安定剤のように確実かつ速やかな効果をもたらしませんが、 内部状況を次第に改善して自然の睡眠へと向わせる着実な効果が期待できます。
少し専門的になりますが、以下のようなタイプに分類されます。詳しくは、漢方百草園薬局までお問い合わせ下さい。
漢方治療の効果をより上げるためには・・・
ご本人にご来店いただき、直接お話をお聞きし、お顔の色や舌の様子などを診せてい
ただくことがとても重要です。
初回は、できるだけご本人がご来店いただきますようお願いします。なおその際に
は、現在服用されているお薬やサプリメントや過去の検査データなどもご持参下さい。
実店舗は・・・
電車にてご来店の場合は、近鉄南大阪線「阿部野橋駅」から15分、「富田林駅」から
20分、「河内長野駅」から30分。
近鉄南大阪線「藤井寺駅」の改札を出て、左側の階段を左側に降りて、右方向徒歩
10秒。
お車にてご来店の場合は、西名阪自動車道「藤井寺インター」より5分程度。


