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第9回 顎関節症
第8回 ロコモティブシンドローム 第7回 男性型脱毛症 第6回 基礎からわかるED 第5回 アンチエイジングの生活 第4回 『養生訓』の教え 第3回 低体温にご注意を! 第2回 活性酸素とは? 第1回 サプリメントを知ろう! ●新着コラムを上にしてあります● |
第9回 顎関節症
顎関節症という言葉がよくとりあげられるようになりましたが、 実際にはどんな病気か分からない方も多くいらっしゃるようです。
ここでは顎関節症がどんな病気か、そしてその予防策をみていきましょう。
顎関節症とは
日本顎関節学会は、顎関節症を「顎関節や咀嚼筋(そしゃくきん)などの疼痛、関節(雑)音、
開口障害ないし顎運動異常を主要症状とし、類似の症候を呈する疾患を除外したもの」
と定義しています。具体的には以下の症状があげられます。
発熱などの炎症症状はありませんが、原因は症状によりさまざまです。
- ●以前より口が開きにくい。
- ●口を開けようとしたり、閉 じようとすると痛みを感じ る。動かさなくても痛いこ とがある。
- ●食事の時やあくび、普通 に口を開けるだけでも顎 の付け根から音がする。
発熱などの炎症症状はありませんが、原因は症状によりさまざまです。
原因
ものを噛むときに顎を動かす筋肉や、関節部分の骨の異常からくるもので、
ストレスや心因性を含め原因は複雑ですが、かみ合わせが悪くて筋肉や関節に負担をかけ、
それらが耐えきれなくなって症状が起こるようです。
おもに生活習慣により顎の使い方が悪くてなるもの、
骨格的な脊椎の変形症による腰痛など身体の不調が顎に影響を与えるもの、
口の中に原因があるものがあげられます。
顎関節症は体調の変化を受けるために、朝夕の時間によっても症状の出方に変化がみられます。 また歯の治療や喪失、痛みなどによって今まで食べていた状態が変化し、 顎の使い方が変わることも原因となることがあります。
また、ストレスや性格、精神など心理的要因が考えられる場合は、 神経科などを紹介されることもあります。
おもに生活習慣により顎の使い方が悪くてなるもの、
骨格的な脊椎の変形症による腰痛など身体の不調が顎に影響を与えるもの、
口の中に原因があるものがあげられます。顎関節症は体調の変化を受けるために、朝夕の時間によっても症状の出方に変化がみられます。 また歯の治療や喪失、痛みなどによって今まで食べていた状態が変化し、 顎の使い方が変わることも原因となることがあります。
また、ストレスや性格、精神など心理的要因が考えられる場合は、 神経科などを紹介されることもあります。
治療法
まずは正しい姿勢で正しい咀嚼(そしゃく)をすることを心がけましょう。
専門的には装置を使ったスプリント療法というもの、
生活指導、理学療法、薬物療法、外科処置、咬合治療(こうごうちりょう)などがあげられます。
スプリント療法は夜間ブラキシズム(歯ぎしり)の緩和、残存歯の保護、顎位の安定を目的として、 また生活習慣の改善は、くいしばりなどの抑制を目的として行われます。 筋肉や関節の負担を少なくする、かみ合わせをつくるとともに、 筋肉や関節を強くするトレーニングが必要です。 特に、奥歯がなくなると関節に負担がかかりやすくなるので、 入れ歯を入れてかみ合わせを安定させることも大切です。
スプリント療法は夜間ブラキシズム(歯ぎしり)の緩和、残存歯の保護、顎位の安定を目的として、 また生活習慣の改善は、くいしばりなどの抑制を目的として行われます。 筋肉や関節の負担を少なくする、かみ合わせをつくるとともに、 筋肉や関節を強くするトレーニングが必要です。 特に、奥歯がなくなると関節に負担がかかりやすくなるので、 入れ歯を入れてかみ合わせを安定させることも大切です。
もう少し詳しく、記してみましょう。
超音波、皮膚からの電気刺激など器械を使う方法。
筋肉の働きや、顎の動きをよくするための運動などがあります。
●理学療法
温湿布と冷刺激を交互に行なう罨法(あんぽう)。超音波、皮膚からの電気刺激など器械を使う方法。
筋肉の働きや、顎の動きをよくするための運動などがあります。
●薬物投与
痛みをなくす目的で非ステロイド系消炎鎮痛剤、筋弛緩剤などを投与します。●スプリント治療
口の中に特製の装置をはめ、ある程度の期間、調整と観察を続けます。
その様子によりさらに別の治療が必要かどうか検討していきます。
装置はその目的や口の状態により違ったタイプのものが使われます。●咬合治療(こうごうちりょう)
かみ合わせがひどく不安定で、症状のおさまりが悪く、ほかの治療法で成果があがらない場合、
新しいかみ合わせをつくることが検討されることがあります。
歯を移動する矯正治療、歯を作って治す補綴治療(ほてつちりょう)、
または、その組み合わせにより行われることになります。
●外科的治療
顎関節部の手術による治療です。
ファイバースコープを用いて行なう関節腔洗浄法・関節鏡視下手術や解放手術として関節円板切除術などがあります。
どの治療法が適切とされるかについては症状によります。
多くの場合はいくつかを併用していくと思われますが、軽症の場合は別として、
それ以後完全に正常に戻るという治り方はなかなか難しいようです。
悪化させないように、日常生活上で注意していきましょう。
顎関節症と間違えやすい病気
顎関節症と似た症状が出るものの、かみ合わせによるものではなく、
ほかの病気やケガなどが原因となっていることもあります。
以下の項目に心当たりがある場合は、事前に医師にその旨を伝えるとよいでしょう。
以下の項目に心当たりがある場合は、事前に医師にその旨を伝えるとよいでしょう。
●ほかの病気による痛み
著しい歯の痛み、神経血管症の頭痛、側頭動脈炎、炎症、腫瘍、外傷など
●ほかの原因による開口障害
外傷(骨折の既往を含む)、慢性関節リウマチ、破傷風など
日常生活でできる予防策
<●食生活>
適量で栄養バランスを考えましょう。 特に、精神の安定と骨格の育成をはかるために、 良質のカルシウムとアルカリ性食品を積極的に摂取するよう心がけましょう。
また神経、筋肉、血流、骨のバランスを考え、ほどよく固めの食品をよく噛んで食べ、 顎の運動をはかると好ましいでしょう。
<●姿勢>
ふだん何気なくとっている日常生活姿勢が原因になっていることもあります。
代表的なものは以下の通りです。
1.頬杖を付く2.横座りをする
3.足を組んで座る
4.テレビを斜めからみる
5.うつ伏せ・横向きに寝る
心当たりがあるものもあるのではないでしょうか。 気づいたときに、姿勢を正していきましょう。
<●睡眠>
顎関節症の予防には、リラックスして眠ることが大切になります。
具体的な方法は次の通りです。
●就寝の4時間前からは食事を摂らない。●仰向けの状態で寝る。身体を水平に保って眠ることで、血流 が良くなり、疲労を回復させて自然治癒力や免疫力を活性 化させます。
●自然な脊髄の湾曲をつくることができる布団や枕を選ぶ。
日々のちょっとしたことの積み重ねが予防策となります。 またここに挙げたものは、ほかの病気の予防にもつながっていきますので、 生き生きとした生活を送るためにも、できることから気づかってみるとよいでしょう。
第8回 ロコモティブシンドローム
通称<ロコモ>。といえば、聞き覚えがある方もいるのでは?
<メタボ>と対になる、健康寿命のキーワードとして注目され、どんどん認識が広まってきている言葉です。
「年だから」「億劫だから」「痛いから」・・・などと家の中に閉じこもりがちの方は、要注意です。 いつまでも元気に動かせる身体、維持していきましょう!
使わなければ衰える
ロコモティブシンドローム(locomotivesyndrome)、
略してロコモといわれるこの言葉は、日本語では「運動器症候群」といいかえられます。
「ロコモティブ」とは、能動的な意味合いをもつ言葉で、医学的には「運動器」の意味で使われます。
運動器とは、身体運動を担う部位、骨、筋肉、神経系などの総称です。
この運動器の機能が低下し、これによって生活の自立度までも低下した状態が、 ロコモティブシンドローム(以下ロコモ)です。 広い意味では、要介護や寝たきりの状態も含まれます。 たとえ今は、屋外を15分以上歩ける程度の軽症のロコモであっても、 近い将来、介護が必要になる可能性が高い状態といえます。
寝たきりや、要介護になる原因は、「脳卒中」や「認知症」が知られていますが、 実は4人に1人は、ロコモを含む運動器の障害が原因なのです。ロコモを引き起こすおもな病気として・・・
これらの疾患が放置されたり、複数重なることで、運動機能が低下するのです。 このような病気については、しっかり治療を続けることが大事ですが、 低下した運動機能は、病気の治療とは別に対処していく必要があります。
また、運動器は使わなければどんどん衰えていくものなので、これらの疾患がなくても、 筋力の低下や、バランス能力の低下によって、ロコモは引き起こされます。 ですから、高齢者に限らず、家に閉じこもりがちな生活をしていると、 若い人でもロコモの危険性はあるのです。
では、下のロコモチェックをしてみましょう。
5項目のうち、1つでも当てはまれば、ロコモが疑われます。 ロコトレを毎日続けて、だんだんと運動機能を取り戻しましょう。
この運動器の機能が低下し、これによって生活の自立度までも低下した状態が、 ロコモティブシンドローム(以下ロコモ)です。 広い意味では、要介護や寝たきりの状態も含まれます。 たとえ今は、屋外を15分以上歩ける程度の軽症のロコモであっても、 近い将来、介護が必要になる可能性が高い状態といえます。
寝たきりや、要介護になる原因は、「脳卒中」や「認知症」が知られていますが、 実は4人に1人は、ロコモを含む運動器の障害が原因なのです。ロコモを引き起こすおもな病気として・・・
- ●変形性関節症(ひざ、腰などの痛み)
- ●骨粗鬆症<こつそしょうしょう>(骨折しやすい)
- ●脊柱管狭窄症(足腰のしびれや痛み)
これらの疾患が放置されたり、複数重なることで、運動機能が低下するのです。 このような病気については、しっかり治療を続けることが大事ですが、 低下した運動機能は、病気の治療とは別に対処していく必要があります。
また、運動器は使わなければどんどん衰えていくものなので、これらの疾患がなくても、 筋力の低下や、バランス能力の低下によって、ロコモは引き起こされます。 ですから、高齢者に限らず、家に閉じこもりがちな生活をしていると、 若い人でもロコモの危険性はあるのです。
では、下のロコモチェックをしてみましょう。
5項目のうち、1つでも当てはまれば、ロコモが疑われます。 ロコトレを毎日続けて、だんだんと運動機能を取り戻しましょう。
ロコチェックはテストではありません。無理に試してみるのは転倒などの原因になるので注意してください。
日常生活から思い起こしてみるとよいでしょう。
1-家の中でつまずいたりすべったりする
2-階段を昇るのに手すりが必要
3-片脚立ちで靴下がはけない
4-横断歩道を青信号の間に渡りきれない
5-15分くらい続けて歩けない
一つでも当てはまったら、今日からロコトレ開始です!
ロコトレを習慣にして、ロコモの予防や進行を防止しましょう。
ロコトレを習慣に
ロコモの予防や進行防止のために提唱されているのが、
ロコモーショントレーニング、略してロコトレです。
ロコトレの基本は、下の図の「片脚立ち」と「スクワット」の2つです。
ロコトレは、少しきついと感じるくらいのレベルで行なうのが効果的です。 ただし無理をせず、自分のレベルに合わせた方法で行ないましょう。 病気を治療中の人は、医師に相談してからにし、痛みを感じたらすぐに中止してください。 図にあるような回数で、毎日続けることが効果を上げます。
ロコモ予防のためには、筋力が衰え始める50歳頃から、ロコトレを行なうとよいでしょう。 治療中の疾患もなく、楽にできる人は、もっと負荷をかける方法で行なったり、 ラジオ体操や各種スポーツを行なうこともお勧めします。
いつまでも自立した生活を送るために、ぜひロコトレを習慣にしてください。
ロコトレは、少しきついと感じるくらいのレベルで行なうのが効果的です。 ただし無理をせず、自分のレベルに合わせた方法で行ないましょう。 病気を治療中の人は、医師に相談してからにし、痛みを感じたらすぐに中止してください。 図にあるような回数で、毎日続けることが効果を上げます。
ロコモ予防のためには、筋力が衰え始める50歳頃から、ロコトレを行なうとよいでしょう。 治療中の疾患もなく、楽にできる人は、もっと負荷をかける方法で行なったり、 ラジオ体操や各種スポーツを行なうこともお勧めします。
いつまでも自立した生活を送るために、ぜひロコトレを習慣にしてください。
<片脚立ち>
転倒しないように、つかまるものがある場所で行ないましょう。支えだけでは不安な人は、誰かに付き添ってもらいましょう。
転倒しないように、つかまるものがある場所で行ないましょう。支えだけでは不安な人は、誰かに付き添ってもらいましょう。
●床につかない程度に片足を上げ、そのまま1分間立つ。
●左右とも1分間ずつ、1日3回行なう。
●支えが必要な人は、手をついて行なう。
●机に指をつけただけでできる人は、指だけで支えて行なう。
●少しずつ支えを減らしていく。
<スクワット>
足を肩幅より少し広めに開き、足の向きは正面から30度くらい外側に開きます。 足の裏の真ん中に体重をかける気持ちで。 ソファーやいすの前で行なうと安心です。 できない人は、机に手をついてもOk。
足を肩幅より少し広めに開き、足の向きは正面から30度くらい外側に開きます。 足の裏の真ん中に体重をかける気持ちで。 ソファーやいすの前で行なうと安心です。 できない人は、机に手をついてもOk。
●深呼吸をするペースで、ゆっくりとひざを曲げ、おしり
を下げる。
●またゆっくりとひざを伸ばし、5~6回繰り返す。
●ひざを曲げる時は、足の指の方向へひざが開くように
し、つま先より前に出ないように。
●ひざは90度以上曲がらないようにする。
●1日3回行なう。
●スクワットができない人は、いすに腰かけ、机に手を
つき、腰を浮かす動作を繰り返す。これだけでもスク
ワットの効果はある。
骨強化!の豆知識
ロコモの原因の1つ、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、
骨が形成される”骨代謝(こつたいしゃ)”がうまく働かなくなると起こります。
骨代謝を活発にするには、骨に適度なストレスを与える、つまり力を加えることも必要です。 無理なく骨にストレスを与えるロコトレは筋力だけでなく骨の強化にも効果があります。
そして、ロコトレを心がけるなら、家に閉じこもらず、なるべく外へ出かけましょう。 実は、日光に適度にあたることも、骨強化につながります。 紫外線は、骨の形成に必要なビタミンDの合成を助けるのです。(強い日差しは避けましょう)。
さらに、骨の形成に欠かせないものは、言わずと知れたカルシウムの摂取です。 よく挙げられるのが乳製品や小魚ですが、意外なおすすめカルシウム源が鮭の水煮缶です。 骨も軟らかく加工されているので、身といっしょにほぐして、 しょうゆやポン酢を少し垂らせば、おいしいカルシウム食になりますよ。
骨代謝を活発にするには、骨に適度なストレスを与える、つまり力を加えることも必要です。 無理なく骨にストレスを与えるロコトレは筋力だけでなく骨の強化にも効果があります。
そして、ロコトレを心がけるなら、家に閉じこもらず、なるべく外へ出かけましょう。 実は、日光に適度にあたることも、骨強化につながります。 紫外線は、骨の形成に必要なビタミンDの合成を助けるのです。(強い日差しは避けましょう)。
さらに、骨の形成に欠かせないものは、言わずと知れたカルシウムの摂取です。 よく挙げられるのが乳製品や小魚ですが、意外なおすすめカルシウム源が鮭の水煮缶です。 骨も軟らかく加工されているので、身といっしょにほぐして、 しょうゆやポン酢を少し垂らせば、おいしいカルシウム食になりますよ。
第7回 男性型脱毛症
髪の毛が薄くなるのでは・・・という不安は、男性なら誰もが一度は考えることでしょう。
事実、20~50歳代の成人男性のうち、薄毛に悩んでいる人は、1.200万人を超えるといわれます。 そして、その大部分はAGA(男性型脱毛症)、いわば男性であるがゆえの薄毛・抜け毛なのです。
CMでは耳にするものの、詳しくは知らなかったあなた! 髪と長い友達でいるために、AGAへの理解を深めましょう。
AGAはなぜ起こり、なぜ髪が抜けていくのか
私たちの毛髪には寿命があって、伸びては抜け、また生えてくるという周期(ヘアサイクル)をくり返すことで、
一定の量を保っています。
具体的には(図1)のように、
●成長期
新しい毛髪が作られ、2~6年かけて、太く長く成長していく
●退行期
髪が成長を止め、約2~3週間、抜けるための準備期間に入る
●休止期
髪が完全に退化し、ちょっとした刺激で抜けてしまう状態 次の成長期まで、3~4ヶ月継続する
という3つの時期で、1回の周期となっています。
ところがAGAの場合には、このうちの成長期が、数ヶ月~1年と、 通常よりも大変短くなってしまうため、髪の毛が充分に成長できません(図1)。 その結果、細く短い毛髪が多くなって、全体に薄毛が目立つようになります。 また、髪の毛の質も弱々しくて抜けやすく、やがては毛根が徐々に小さくなって、 最終的には発毛しなくなってしまうのです。
では、AGAはなぜ起こるのでしょうか。 その発症には、男性ホルモンと遺伝的な要因が、深く関与しているといわれています。
髪の毛は、毛根内にある毛乳頭が、毛母細胞に発毛促進のシグナルを送り、 髪の元となるたんぱく質を作りだすことで、成長しています。 その発育を阻害してしまうのが、男性ホルモンの一種、ジヒドロテストステロン(DHT)という物質です。
このDHTは、発毛抑制のシグナルを出す物質で、すべての男性の体内で作りだされていますが、 通常はヘアサイクルに影響を及ぼすことはありません。
しかしながら、例えば家族や親戚にAGAの人がいて、遺伝的な要因をもっている場合には、 通常よりもDHTの作用が強められてしまうケースが多くなります。
その結果、強力な発毛抑制シグナルが出て、成長期が短くなり、 髪の毛が充分に育たなくなってしまうのです(図2)。
AGAの特徴として、額の生えぎわから後退するM型と、頭頂部で脱毛が進むO型がありますが、 これらの部位は、とくにDHTの影響を受けやすいといわれています。
またAGAは進行性なので、放置すれば、徐々に毛髪は減り続けていきます。
具体的には(図1)のように、●成長期
新しい毛髪が作られ、2~6年かけて、太く長く成長していく
●退行期
髪が成長を止め、約2~3週間、抜けるための準備期間に入る
●休止期
髪が完全に退化し、ちょっとした刺激で抜けてしまう状態 次の成長期まで、3~4ヶ月継続する
という3つの時期で、1回の周期となっています。
ところがAGAの場合には、このうちの成長期が、数ヶ月~1年と、 通常よりも大変短くなってしまうため、髪の毛が充分に成長できません(図1)。 その結果、細く短い毛髪が多くなって、全体に薄毛が目立つようになります。 また、髪の毛の質も弱々しくて抜けやすく、やがては毛根が徐々に小さくなって、 最終的には発毛しなくなってしまうのです。
では、AGAはなぜ起こるのでしょうか。 その発症には、男性ホルモンと遺伝的な要因が、深く関与しているといわれています。
髪の毛は、毛根内にある毛乳頭が、毛母細胞に発毛促進のシグナルを送り、 髪の元となるたんぱく質を作りだすことで、成長しています。 その発育を阻害してしまうのが、男性ホルモンの一種、ジヒドロテストステロン(DHT)という物質です。
このDHTは、発毛抑制のシグナルを出す物質で、すべての男性の体内で作りだされていますが、 通常はヘアサイクルに影響を及ぼすことはありません。
しかしながら、例えば家族や親戚にAGAの人がいて、遺伝的な要因をもっている場合には、 通常よりもDHTの作用が強められてしまうケースが多くなります。
その結果、強力な発毛抑制シグナルが出て、成長期が短くなり、 髪の毛が充分に育たなくなってしまうのです(図2)。
AGAの特徴として、額の生えぎわから後退するM型と、頭頂部で脱毛が進むO型がありますが、 これらの部位は、とくにDHTの影響を受けやすいといわれています。
またAGAは進行性なので、放置すれば、徐々に毛髪は減り続けていきます。
何とかしたいAGA、その対策とは?
AGAは『治療が必要な病気』ではありませんが、心理面への影響は決して小さくないでしょう。
現在では「飲む薬」も登場し、症状改善の選択肢が広がってきています。
また、こうした薬剤の治療と同時に、しっかりとヘアケアを心がけることも、 重要なAGA対策です。
とくに大切なのは、頭皮を清潔に保つこと。 洗髪すると抜け毛が増えると心配して洗わない人もいますが、それは逆効果です。 1~2日に1回は、髪や頭皮に優しい方法で、シャンプーするようにしましょう(下の<髪や頭皮に優しいシャンプー>参照)。 洗いすぎも頭皮を傷める原因となりますので、ご注意を。
また、頭皮を刺激するマッサージも、毎日の習慣にしたいものです。 自分が気持ちよいと感じる程度の強さで、指の腹を使って行ないます(下の<効果的な頭皮マッサージ>参照)。 抜け毛が起こりやすい生えぎわも、ぜひお忘れなく。
●フィナステリド(商品名:プロペシア)
AGAの元凶である、DHTの発生を防ぐ内服薬です。
ヘアサイクルを正常に戻して、発毛を促進し、脱毛の進行を抑えます。
服用は1日1回で済みますが、効きめが現われるまでには、一般に6ヶ月程度服み続けることが必要です。 ただし効果のほどは、人によって異なります。 服用を中止すれば、元のように症状は進行するため、効果を持続させるには、 長期間服用しなければなりません。
なお、フィナステリドの使用には、医師の処方せんが必要です。 必ず皮膚科や形成外科、AGA外来などで、医師の診察を受けるようにしてください。 また、健康保険は適用されませんので、診療費と薬代は全額自己負担となります。
服用は1日1回で済みますが、効きめが現われるまでには、一般に6ヶ月程度服み続けることが必要です。 ただし効果のほどは、人によって異なります。 服用を中止すれば、元のように症状は進行するため、効果を持続させるには、 長期間服用しなければなりません。
なお、フィナステリドの使用には、医師の処方せんが必要です。 必ず皮膚科や形成外科、AGA外来などで、医師の診察を受けるようにしてください。 また、健康保険は適用されませんので、診療費と薬代は全額自己負担となります。
●ミノキシジル(商品名:リアップ)
毛乳頭と毛母細胞の働きを活発にし、さらに頭皮の血行を良くする効果もある、外用育毛剤です。
市販もされています。
1日数回、頭皮に塗って使うタイプが一般的ですが、数ヶ月は使い続けることが必要です。 フィナステリドと併用すれば、さらに効果的だといわれています。
ただし、低血圧の人、高血圧の人、心臓や腎臓に持病がある人は、 医師に相談してから使用してください。
1日数回、頭皮に塗って使うタイプが一般的ですが、数ヶ月は使い続けることが必要です。 フィナステリドと併用すれば、さらに効果的だといわれています。
ただし、低血圧の人、高血圧の人、心臓や腎臓に持病がある人は、 医師に相談してから使用してください。
また、こうした薬剤の治療と同時に、しっかりとヘアケアを心がけることも、 重要なAGA対策です。
とくに大切なのは、頭皮を清潔に保つこと。 洗髪すると抜け毛が増えると心配して洗わない人もいますが、それは逆効果です。 1~2日に1回は、髪や頭皮に優しい方法で、シャンプーするようにしましょう(下の<髪や頭皮に優しいシャンプー>参照)。 洗いすぎも頭皮を傷める原因となりますので、ご注意を。
また、頭皮を刺激するマッサージも、毎日の習慣にしたいものです。 自分が気持ちよいと感じる程度の強さで、指の腹を使って行ないます(下の<効果的な頭皮マッサージ>参照)。 抜け毛が起こりやすい生えぎわも、ぜひお忘れなく。
<髪や頭皮に優しいシャンプー>
●始めに軽くブラッシングしておく。
●まず、たっぷりのお湯を使って、髪全体をしっかりとすすぐ。
●シャンプーは直接つけず、手のひらで充分に泡立ててから使う。
●生えぎわから頭頂部に向かって洗う。指の腹を使って、頭皮を
マッサージするような感覚で。つめは立てない。
●シャンプーが頭皮に残らないよう、入念にすすぐ。
●リンスやトリートメントは、髪の毛だけにつける。
●始めに軽くブラッシングしておく。●まず、たっぷりのお湯を使って、髪全体をしっかりとすすぐ。
●シャンプーは直接つけず、手のひらで充分に泡立ててから使う。
●生えぎわから頭頂部に向かって洗う。指の腹を使って、頭皮を
マッサージするような感覚で。つめは立てない。
●シャンプーが頭皮に残らないよう、入念にすすぐ。
●リンスやトリートメントは、髪の毛だけにつける。
<効果的な頭皮マッサージ>
■毎日、下記の方法を、2~3回くり返して行なう。
■毎日、下記の方法を、2~3回くり返して行なう。
|
<圧迫・解放のくり返し> 両手指を開いて頭に垂直に当て、2~3秒、指圧の要領で押し、パッと離す。 |
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<頭皮を前後に動かす> 指の腹で頭皮をつかむようにし、10秒程度、頭皮を前後に動かす。 |
第6回 基礎からわかるED
ED(Erectile Dysfunction)とは、男性の性機能障害の1つで、 満足な勃起が得られない状態をいいます。 日本の患者数は約1.130万人と推計され、成人男性の4人に1人が当てはまる計算です。 にもかかわらず、男性にとってはデリケートな問題だけに、1人で悩んでいる人が多いのでは?
あなたのために、そしてパートナーのためにも、EDを正しく理解し、改善の一歩を踏みだしましょう。
EDのメカニズム
EDは専門的にいうと、「性交時に充分な勃起やその維持ができず、
満足な性交が行なえない状態」と定義されています。
では、どのようにしてEDは起こるのでしょうか。男性器の勃起には、神経と血管の働きが深く関与しています。 性的刺激を受けた脳は、神経を介して男性器に信号を送り、陰茎海綿体という部分の動脈を拡げて、 血液を送りこみます。スポンジ状の海綿体は、血液を吸いこむことで大きくふくらみ、 正常な勃起が起こります。
この仕組みのうち、神経のどこかにダメージを受けていたり、 また動脈の拡がりが不充分で血液の流入が足りなかったりすると、 勃起障害、つまりEDの原因となるのです。
EDが起こる原因
EDは、年齢とともに患者さんの割合が高くなりますが、実は年のせいだけでなく、
さまざまな原因が潜んでいるのです。
これらの病気をもっていると、血管の老化である動脈硬化が急速に進行し、血液の循環が悪くなります。 それが陰茎海綿体の動脈にも起こって、充分な血液が供給できず、EDを引き起こすことになるのです。 さらに糖尿病の場合は、末梢神経の障害という合併症があり、 脳からの信号が男性器に伝わりにくくなることも、関係しています。
その他、脳出血、脳腫瘍、パーキンソン病などの神経が障害される病気や、 外傷による脊椎損傷も、原因として挙げられます。
加齢に伴って患者さんが増えるのは、自然な老化による男性ホルモンの減少に加えて、 これらの病気を起こしやすい年齢だということが、大きな要因となっています。
何らかの心理的な問題が原因となっているタイプで、比較的若い世代から中高年まで、幅広くみられます。
精神的ストレスや大きな不安を抱えていると、神経が性的な興奮をうまく男性器に伝えられず、EDが起こりやすくなります。
仕事上のトラブル、夫婦関係や家庭問題の悩み、性に関するコンプレックス、かつての性行為の失敗、 妊娠や性感染症への恐怖など、誘引となるストレスは、人によってさまざまです。
また、うつ病や神経症といった心の病気でも、性機能は低下します。
高血圧治療のための降圧薬、心臓病に用いられる抗不整脈薬、胃薬の一種である消化性潰瘍治療薬、 気分の落ちこみを改善する抗うつ薬、前立腺肥大症の治療薬などが、EDに影響を及ぼす可能性があります。
<●器質性ED>
身体の病気や外傷などによって起こるタイプです。
最近とくに多いのは、肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病が背景となっているケースです。これらの病気をもっていると、血管の老化である動脈硬化が急速に進行し、血液の循環が悪くなります。 それが陰茎海綿体の動脈にも起こって、充分な血液が供給できず、EDを引き起こすことになるのです。 さらに糖尿病の場合は、末梢神経の障害という合併症があり、 脳からの信号が男性器に伝わりにくくなることも、関係しています。
その他、脳出血、脳腫瘍、パーキンソン病などの神経が障害される病気や、 外傷による脊椎損傷も、原因として挙げられます。
加齢に伴って患者さんが増えるのは、自然な老化による男性ホルモンの減少に加えて、 これらの病気を起こしやすい年齢だということが、大きな要因となっています。
<●心因性ED>
何らかの心理的な問題が原因となっているタイプで、比較的若い世代から中高年まで、幅広くみられます。精神的ストレスや大きな不安を抱えていると、神経が性的な興奮をうまく男性器に伝えられず、EDが起こりやすくなります。
仕事上のトラブル、夫婦関係や家庭問題の悩み、性に関するコンプレックス、かつての性行為の失敗、 妊娠や性感染症への恐怖など、誘引となるストレスは、人によってさまざまです。
また、うつ病や神経症といった心の病気でも、性機能は低下します。
<●薬剤性ED>
別の病気の治療薬を服用していると、その副作用によって、EDが起こる場合があります。高血圧治療のための降圧薬、心臓病に用いられる抗不整脈薬、胃薬の一種である消化性潰瘍治療薬、 気分の落ちこみを改善する抗うつ薬、前立腺肥大症の治療薬などが、EDに影響を及ぼす可能性があります。
EDを治療する
EDは、多くのケースで、治療によって改善することができます。
性生活に不満を抱いている方は、1人で悩まずに、前向きに治療を考えてみてはいかがでしょう。
すぐに専門医を受診するのに抵抗があるなら、かかりつけ医に相談してみましょう。
EDの診断は、まず患者さんが性機能に関する問診票に記入し、その回答をもとに、 さらに医師が問診をして行ないます。 原因として生活習慣病が疑われる場合には、病状を確認するため、尿検査や血液検査を実施することもあります。
治療は、基本的に内服のED治療薬を用います。 現在使用されている薬は3種あり、それぞれの特性に照らして、 より自分に合った投薬治療を受けることが可能です。 服用することで性交がうまくいき、それが自信につながって、 症状が改善される例が多くみられています。
また、併発している生活習慣病がある場合は、その治療を同時に行なったり、心因性であれば、 カウンセリングを併用することもあります。
ただし、ED治療薬には、いっしょに服んではいけない薬があったり、 病気によっては服めない場合など、使用上の重要な注意点があります。 薬は必ず医師に処方してもらい、指示に従って服用してください。
最近では、インターネットでED治療薬が違法に販売され、 その多くが偽造品であることも判明しています。 もちろん、服用するのは大変危険ですので、 医療機関や薬局以外からは購入しないようにしましょう。
また、これらEDの治療については、健康保険が適用されない自由診療になりますので、 費用の面などは、前もって問い合わせておくとよいでしょう。
EDの診断は、まず患者さんが性機能に関する問診票に記入し、その回答をもとに、 さらに医師が問診をして行ないます。 原因として生活習慣病が疑われる場合には、病状を確認するため、尿検査や血液検査を実施することもあります。
治療は、基本的に内服のED治療薬を用います。 現在使用されている薬は3種あり、それぞれの特性に照らして、 より自分に合った投薬治療を受けることが可能です。 服用することで性交がうまくいき、それが自信につながって、 症状が改善される例が多くみられています。
また、併発している生活習慣病がある場合は、その治療を同時に行なったり、心因性であれば、 カウンセリングを併用することもあります。
ただし、ED治療薬には、いっしょに服んではいけない薬があったり、 病気によっては服めない場合など、使用上の重要な注意点があります。 薬は必ず医師に処方してもらい、指示に従って服用してください。
最近では、インターネットでED治療薬が違法に販売され、 その多くが偽造品であることも判明しています。 もちろん、服用するのは大変危険ですので、 医療機関や薬局以外からは購入しないようにしましょう。
また、これらEDの治療については、健康保険が適用されない自由診療になりますので、 費用の面などは、前もって問い合わせておくとよいでしょう。
<自己チェックしてみましょう>
過去6ヶ月の状況で、Yes または No で答えてください。
●勃起後、挿入するのに充分な硬さになりますか?
●性交が終わるまで、勃起を維持することができますか?
●常に勃起を達成し、維持することができますか?
●毎回の性行為に満足していますか?
1つでも No があれば、医師に相談してみてはいかがでしょう。
(※これは医療機関で用いられているED問診票ではありません。)
過去6ヶ月の状況で、Yes または No で答えてください。
●勃起後、挿入するのに充分な硬さになりますか?
●性交が終わるまで、勃起を維持することができますか?
●常に勃起を達成し、維持することができますか?
●毎回の性行為に満足していますか?
1つでも No があれば、医師に相談してみてはいかがでしょう。
(※これは医療機関で用いられているED問診票ではありません。)
前向きな気持ちが大切
EDの治療・予防には、他の病気と同じく、
積極的にライフスタイルを見直すことも大切です。
まず、生活習慣病対策として、食生活のバランスや運動習慣を心がけたり、
自分なりのストレス解消法を身につけるようにすると、大きな効果があります。
一方で、暴飲暴食、お酒の飲みすぎ、タバコの吸いすぎには、充分注意してください。 なるべくゆったりできる時間をもつようにし、睡眠もしっかりとりましょう。
また、恥ずかしいかもしれませんが、夫婦やパートナー同士で、
性生活について話し合うことは、とても重要です。
EDは、決して男性側だけの問題ではないからです。
正直な気持ちを打ち明け合って、お互いを理解し、協力してもらいながら治療に取り組む・・・ こうしたパートナーシップこそが、ED改善の近道だといえるのです。 焦らず、悲観的にならず、二人三脚で乗り越えていくようにしましょう。
まず、生活習慣病対策として、食生活のバランスや運動習慣を心がけたり、
自分なりのストレス解消法を身につけるようにすると、大きな効果があります。一方で、暴飲暴食、お酒の飲みすぎ、タバコの吸いすぎには、充分注意してください。 なるべくゆったりできる時間をもつようにし、睡眠もしっかりとりましょう。
また、恥ずかしいかもしれませんが、夫婦やパートナー同士で、
性生活について話し合うことは、とても重要です。
EDは、決して男性側だけの問題ではないからです。正直な気持ちを打ち明け合って、お互いを理解し、協力してもらいながら治療に取り組む・・・ こうしたパートナーシップこそが、ED改善の近道だといえるのです。 焦らず、悲観的にならず、二人三脚で乗り越えていくようにしましょう。
第5回 アンチエイジングの生活
アンチ(抗)エイジング(加齢)とは、つまり『老化予防』。
女性の間では、肌の老化対策など美容の意味で、すでに浸透している言葉です。 ただし、アンチエイジングとは外見の若さだけを指すのではありません。 若さを保つことは健康を維持すること・・・。
つまりアンチエイジングとは予防医学なのです。 だから老若男女は問いません。 本当のアンチエイジングは身体の中から!
老化に対抗する=抗加齢
シミ、シワ、たるみ・・・女性の老化に対する意識は、年齢を問わず、
おもに美容の面で浸透しています。
そして、さまざまな化粧品やサプリメントが市場を賑わせています。しかし、「アンチエイジング」とは、美容の面に限って意味する言葉ではありません。 アンチ(抗)エイジング(加齢)というように、広く全身の老化に対処することを意味した言葉なのです。
加齢における変化は、免疫力低下、機能低下、ホルモン異常など、さまざまです。 そのなかにはもちろん、皮膚の衰えも含まれます。 こうした加齢現象に対処することは、病気を予防し、 さらにその健康を維持することでもあり、予防医学の分野にも当てはまるのです。
予防医学の分野となると、当然のことながら、 その対処法は非常に広い範囲にわたります。 そのなかでも、ここでは日常ですぐに実践できるアンチエイジング法を、 項目別にご紹介しましょう。
免疫力アップ!
免疫力の低下は、さまざまな場面で自覚するようになるものです。
たとえば「風邪をひくとなかなか治らなくなった・・・」などといった覚えはありませんか?
これもひとつの免疫力低下です。
全身に影響する免疫力は、まず腸内環境から整えましょう。 腸内に存在する腸内細菌のなかでも、善玉菌を増やすことが必要です。 それには発酵食品を食べること。 とくに、乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維は、腸内の善玉菌を増やす手助けをします。
また、腸はストレスや疲れに敏感です。 規則正しい生活をし、休息は充分とりましょう。
そのほか免疫力アップには、大声で笑うことも、非常に効果があることがわかっています。
全身に影響する免疫力は、まず腸内環境から整えましょう。 腸内に存在する腸内細菌のなかでも、善玉菌を増やすことが必要です。 それには発酵食品を食べること。 とくに、乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維は、腸内の善玉菌を増やす手助けをします。
また、腸はストレスや疲れに敏感です。 規則正しい生活をし、休息は充分とりましょう。
そのほか免疫力アップには、大声で笑うことも、非常に効果があることがわかっています。
ビタミンAは粘膜を補強してくれる栄養素です。
腸内細菌を整えるには、不足しないよう摂取したいもの。
また、ビタミンCは抗ストレスビタミンともいわれ、免疫力を高める効果があります。
活性酸素を除去!
細胞の老化を早め、さまざまな疾患の元ともなる活性酸素。 しかしこれは、私たちが生きている間、常に体内で発生し続けるものです。
活性酸素を生む要因はさまざまですが、まずはたばこが最も悪影響を与えています。 電磁波や紫外線、食品添加物も、活性酸素を発生させます。 さらに、過度の激しい運動も、活性酸素を大量に発生させます。
しかし、体内にはこの活性酸素を除去する力もあります。 体内で作られる酵素、食物から摂るビタミン類、そしてファイトケミカルなど。 こうした働きをいっそう強め、同時に活性酸素を生む状況をできるだけ減らすことも、 アンチエイジングとなります。
活性酸素については、 百草園健康コラム 第2回 活性酸素とは? で、もう少し詳しく取り上げています。 左の(図4)は、酸素の仲間なのになぜ身体に悪いの?より引用。
抗酸化力で大きな期待がもてるのは、おもに野菜や果物に含まれるファイトケミカルです。
ストレスも活性酸素を増やす要因になります。
ファイトケミカルを摂ってストレスを発散し、ビタミン・ミネラルの補給も欠かさずに。
身体機能アップ!
年齢とともに筋力が衰えるのは、避けられません。
しかし、身体機能までが低下してくると、日常生活にも支障がでてきます。
無理は禁物ですが、やはり運動は毎日するよう心がけましょう。
毎日5分でもストレッチをするとか、
少し時間をかけて歩く距離を延ばすとか、
わずかな心がけでいいのです。ストレッチは、全身の筋肉や関節の動きを滑らかにし、老化による関節症の予防にもなります。 また、歩くことは筋力や身体機能を高めるだけでなく、生活習慣病の予防にもなります。
なによりも、足腰が丈夫であることは若さの基本です。
関節の軟骨に含まれるグルコサミンは、カニやエビの殻などに含まれる成分です。
加齢とともに生成量が減るため、これが関節炎を招くことにも。
納豆や山芋のネバネバの成分であるコンドロイチン硫酸とともに摂ると、相乗効果があります。
脳内活性!
アンチエイジングには、物忘れや思考力の低下を防ぐ、脳内の活性化も必要。
実は、簡単な計算や音読をするだけで、脳の活動は活発になります。
家計簿をつけたり、毎日5分でも新聞を音読するなど、
脳を老化させない習慣をつけましょう。
また、普段から日記をつけたりメモをとるなど、読み書きを習慣にすることも大切。
同時に、仕事や趣味などで、人とのコミュニケーションを積極的にはかりましょう。
会話や共同作業は、脳を働かせる有効な方法です。
料理や陶芸など、手を使って何かを作る趣味は、
脳の活性化とともにストレス解消にも役立ちます。
また、普段から日記をつけたりメモをとるなど、読み書きを習慣にすることも大切。
同時に、仕事や趣味などで、人とのコミュニケーションを積極的にはかりましょう。
会話や共同作業は、脳を働かせる有効な方法です。
料理や陶芸など、手を使って何かを作る趣味は、
脳の活性化とともにストレス解消にも役立ちます。記憶力低下を防ぐ栄養素としては、おもに青魚に含まれるDHAが有名。
最近では、卵黄や大豆に含まれる「ホスファチジルセリン」というリン脂質の一種が注目されています。 これは脳の神経細胞のエネルギー源となり、記憶力向上などに効果があるという研究結果もあります。
アンチエイジングには特別な若返り法があるのではなく、
普段の生活のなかでできる心がけが大切です。
また、紹介した栄養素の効果は、アンチエイジングの各分野に対して共通の効力をもっています。 努めて摂るようにしましょう。
また、紹介した栄養素の効果は、アンチエイジングの各分野に対して共通の効力をもっています。 努めて摂るようにしましょう。
第4回 『養生訓』の教え
日本最古の予防医学書である養生訓は、
著者の貝原益軒が84歳の時に認た(したためた)ものです。「人生50年」といわれた江戸時代に、これほど長寿を全うし、 しかもいきいきと晩年を送った益軒の人生哲学が、 この名著には凝縮されています。
いうなれば養生訓は、高齢社会を生きる私たち現代人が学ぶべき、 「健やかに老いる」ための金言集(きんげんしゅう)ともいえるものなのです。
貝原益軒の人物像
貝原益軒は、1630年(徳川家光の時代)に、 筑前(今の福岡県)で生を受けました。
19歳で当地の黒田藩に仕えますが、2年足らずで免職され、 7年間もの浪人生活を余儀なくされます。 その間、苦労して中国医学と儒学(孔子の教えに基づく学問)を学んだ益軒は、 その学識が認められて復職し、藩士兼学者として71歳まで勤めあげたのです。
退官後は、精力的に執筆活動に励み、 養生訓や大和本草(薬用植物を中心とした生物図鑑)など、 歴史に名を残す書物を完成させます。 これらの作品は、なんと彼が80歳を超えてから書きあげたもので、 まさに「終生現役」を通した人だったのです。
しかしながら益軒自身は、生まれつき病弱で、 生涯病気に苦しんだといわれます。 また、親子ほど年の離れた妻も身体が弱く、それだけに絶えず健康に留意し、 養生に努めたからこそ、長寿を全うできたわけです。
つまり養生訓は、益軒が自らの経験に基づき、そのノウハウを記した、 「健康長寿の手引き」といえるものです。 だからこそ具体的で説得力があり、 時代を超えて多くの人々の共感を得ることとなったのです。
養生訓が教えるもの
●養生訓は、全八巻に及び、長生きのコツに始まって、食事法や呼吸法、心の持ち方、
お酒の飲み方、薬の用い方、老後の生き方、性生活についてなど、
トータルな視点から、健康長寿のポイントが説かれています。
●その一節を引いてみると、例えば食事法については、 「珍しくておいしい食べ物に出会っても、腹の八、九分でやめるのがよい」、 「すべての食事は、あっさりした物を好むのがよい。 味が濃く脂っこいものは、たくさん食べてはいけない」(ともに巻三)と述べ、 食事は生命を養うものだからこそ、節度をもって食べるべきだとしています。。
●また、心の持ち方においては、 「心は身体の主人である。・・・身体は心の家来である」(巻一)と、 心と身体は密接に関係していることを説き、だからこそ 「心は楽しくもって、苦しめてはいけない。身体はよく動かし、休ませすぎてはいけない」(巻二) と心がけて、心身のバランスを保つことの重要性を教えています。
●どれも現在では、医学的な裏づけもあり、健康を維持するための常識となっている事柄です。 しかしそのことを、今から300年も前(まだ健康法という概念もなかった時代) に書き記していた益軒の英知には、改めて驚かされるばかりです。
●さてこうして見てみると、養生訓には、「~してはいけない」とか「~がよい」 という表現がよく使われています。そのため、 厳しい戒めが書かれた本と思われがちですが、それは必ずしも正しくありません。
●巻一に、「長生きすれば、楽しみが多く、有益なことも多い。 日々これまで知らなかったことを知り、月々に今までできなかったことができるようになる」 という表記があります。 つまり、人生を楽しむための長生きであり、 その手段として養生が必要なのだと説いているのです。
●そして、「養生のためには、中(ちゅう)を守るのが原則だ。 中を守るとは、万事に過不足のないことをいう」(巻二)と教え、 何事もほどほどが大事で、欲が起こったらそのつど我慢することが養生の道、ともしています。
●「どうせなら楽しく生きたい、でもそのためには少し控え目にしましょう」と、 当時の庶民向けにわかりやすく書かれたのが養生訓なのです。 そうした意味で、気楽に繙く(ひもとく)ことのできる古典の名著だといえるでしょう。 いつまでも元気で、素敵に年をとるために皆さんも養生訓の扉をたたいてみてはいかがですか?
●その一節を引いてみると、例えば食事法については、 「珍しくておいしい食べ物に出会っても、腹の八、九分でやめるのがよい」、 「すべての食事は、あっさりした物を好むのがよい。 味が濃く脂っこいものは、たくさん食べてはいけない」(ともに巻三)と述べ、 食事は生命を養うものだからこそ、節度をもって食べるべきだとしています。。
●また、心の持ち方においては、 「心は身体の主人である。・・・身体は心の家来である」(巻一)と、 心と身体は密接に関係していることを説き、だからこそ 「心は楽しくもって、苦しめてはいけない。身体はよく動かし、休ませすぎてはいけない」(巻二) と心がけて、心身のバランスを保つことの重要性を教えています。
●どれも現在では、医学的な裏づけもあり、健康を維持するための常識となっている事柄です。 しかしそのことを、今から300年も前(まだ健康法という概念もなかった時代) に書き記していた益軒の英知には、改めて驚かされるばかりです。
●さてこうして見てみると、養生訓には、「~してはいけない」とか「~がよい」 という表現がよく使われています。そのため、 厳しい戒めが書かれた本と思われがちですが、それは必ずしも正しくありません。
●巻一に、「長生きすれば、楽しみが多く、有益なことも多い。 日々これまで知らなかったことを知り、月々に今までできなかったことができるようになる」 という表記があります。 つまり、人生を楽しむための長生きであり、 その手段として養生が必要なのだと説いているのです。
●そして、「養生のためには、中(ちゅう)を守るのが原則だ。 中を守るとは、万事に過不足のないことをいう」(巻二)と教え、 何事もほどほどが大事で、欲が起こったらそのつど我慢することが養生の道、ともしています。
●「どうせなら楽しく生きたい、でもそのためには少し控え目にしましょう」と、 当時の庶民向けにわかりやすく書かれたのが養生訓なのです。 そうした意味で、気楽に繙く(ひもとく)ことのできる古典の名著だといえるでしょう。 いつまでも元気で、素敵に年をとるために皆さんも養生訓の扉をたたいてみてはいかがですか?
第3回 低体温にご注意を!
皆さんは、自分の平熱をご存知ですか?
今、女性や子どもを中心に、体温の低い人が増えています。 けれども、たかが体温と侮ってはいけません。
低体温が身体に及ぼす影響は、決して小さくないのです。
低体温のリスク、ご存知ですか?
一般に理想的な体温は、36.6~37.0℃程度だといわれています。 何度以下なら低体温というはっきりした定義はありませんが、(図1)を目安に、 まず自分の平熱(健康時の体温)をチェックしてみましょう。
体温は1日のなかでも変動するので、何日間か、起床直後の安静時にわきの下で測り、 その平均を平熱とします。 さらに女性の場合には、生理開始後から排卵までの約2週間(低体温期)に測った体温を目安としてください。
ところで、36.6~37.0℃がなぜ適正なのかといえば、 それは人間の生命活動がもっとも活発になる体温とされているからです。
具体的には、基礎代謝(生きるために最低限必要なエネルギー)が高まって、 細胞の新陳代謝が活発に行われます。 また、臓器の活動を支える体内酵素が活性化し、内臓の働きが盛んになります。 さらには身体を守る免疫力が高まるなど、 この体温だと健康を保つのに理想的な状態だといえるわけです。
ところが、体温が常に低い状態が続けば、これらの機能はのきなみダウン。 その結果、身体の各部に悪影響が及び、さまざまな不調(下の<低体温がもたらす身体の不調>参照)が現われてしまいます。
<低体温がもたらす身体の不調>
・身体のエネルギーが不足しがちで、体力が低下したり、疲れやすくなる
・髪の発育が妨げられる
・傷が治りにくい
・胃もたれ、胃痛の原因となる
・尿の量が減少する
・冷え性になりやすい
・肩こり、頭痛、腰痛などの痛みが起こりやすい
・自律神経失調症を起こしやすい
・生理不順、生理痛など婦人科系の不調にもつながる
<基礎代謝が低くなる> ⇒ 体温が1℃下がると基礎代謝が12%ダウン!
・消費するエネルギー量が少ないので、太りやすくなる(肥満を招きやすい)・身体のエネルギーが不足しがちで、体力が低下したり、疲れやすくなる
<新陳代謝が鈍る>
・肌荒れや乾燥を起こしやすい・髪の発育が妨げられる
・傷が治りにくい
<免疫力が低くなる> ⇒ 体温が1℃下がると免疫力が37%ダウン!
・白血球の働きが低下して、かぜや、その他の感染症にかかりやすくなる<内臓の働きが悪くなる> ⇒ 体温が1℃下がると体内酵素の働きが50%↓
・便秘しやすくなる・胃もたれ、胃痛の原因となる
・尿の量が減少する
<血行が悪くなる>
身体の中心部の熱を保持しようとして、末梢血管を収縮するため・・・・冷え性になりやすい
・肩こり、頭痛、腰痛などの痛みが起こりやすい
<さらに・・・>
体温調節を行なう脳の視床下部は、自律神経やホルモンの調節も担っているが、低体温が続くと、その悪影響が及び・・・・自律神経失調症を起こしやすい
・生理不順、生理痛など婦人科系の不調にもつながる
低体温を招く原因、ご存知ですか?
もともと女性は、身体の中で熱を作りだす筋肉が男性よりも少なく、その分低体温になりやすいといえます。また女性ホルモンの分泌が複雑に変化するため、体温調節機能の乱れにつながることも多いようです。
しかし、本来体温が高いはずの子どもにも、あるいは男性にも低体温が増えている状況からは、 生活習慣の乱れにその原因があると考えられるのです。
(図2)に示した項目に、あなたは心当たりがありませんか?
<やってみよう!低体温改善法>
体温を作り出すエネルギー源の補給は、バランスよくしっかりと。 とくに朝食は、活動開始の体温アップに欠かせません。 大根、ごぼう、ねぎ、かぼちゃ、さつまいも、にんにく、豚肉など、身体を温める食材も積極的に摂りましょう。
しょうがの絞り汁と蜂蜜を紅茶に加えた「しょうが紅茶」はお勧めの1品です。
体温の半分以上は、筋肉運動によって作られます。 全身の70%を占める下半身の筋肉を、効率よく動かすのがポイントです。
ウォーキングや右図のスクワットは、体温アップに効果的です。
ストレス解消にもなります。。
40℃くらいのぬるめの湯に、胸の下までつかり、ゆっくりと20分ほど温まる「半身浴」がお勧め。 下半身から徐々に血流がよくなり、身体の芯までポカポカに。 また温熱の作用で自律神経が調整され、体温調節機能にもよい影響が及びます。 音楽を聴いたり、本を読むなど、好きなことをしながら、リラックス効果を高めましょう。
体温調節機能の乱れが、低体温の大きな原因です。 快適すぎる環境は、かえって身体によくありません。 夏は28℃、冬は18℃を目安に、暑さ寒さを自然に感じて、衰えた機能をよび起こしましょう。
内臓の血管には、体温を調節するシステムがないので、冷たい飲食物を摂ると、 じかに体温が奪われてしまいます。温かい飲み物、食べ物で、お腹の中からも体温をアップさせましょう。
運動と平行して、生活のなかでできるだけ身体を動かすようにしましょう。 エレベーターを使わず階段を昇る、近場なら車でなく歩く、こまめに掃除をするなども、 低体温解消に効果的です。
1.3食きちんと栄養を摂る
体温を作り出すエネルギー源の補給は、バランスよくしっかりと。 とくに朝食は、活動開始の体温アップに欠かせません。 大根、ごぼう、ねぎ、かぼちゃ、さつまいも、にんにく、豚肉など、身体を温める食材も積極的に摂りましょう。
しょうがの絞り汁と蜂蜜を紅茶に加えた「しょうが紅茶」はお勧めの1品です。
2.運動してポカポカになる
体温の半分以上は、筋肉運動によって作られます。 全身の70%を占める下半身の筋肉を、効率よく動かすのがポイントです。
ウォーキングや右図のスクワットは、体温アップに効果的です。
ストレス解消にもなります。。
3.湯ぶねにゆっくりと
40℃くらいのぬるめの湯に、胸の下までつかり、ゆっくりと20分ほど温まる「半身浴」がお勧め。 下半身から徐々に血流がよくなり、身体の芯までポカポカに。 また温熱の作用で自律神経が調整され、体温調節機能にもよい影響が及びます。 音楽を聴いたり、本を読むなど、好きなことをしながら、リラックス効果を高めましょう。
4.エアコンは控え目
体温調節機能の乱れが、低体温の大きな原因です。 快適すぎる環境は、かえって身体によくありません。 夏は28℃、冬は18℃を目安に、暑さ寒さを自然に感じて、衰えた機能をよび起こしましょう。
5.冷たい飲食物は×
内臓の血管には、体温を調節するシステムがないので、冷たい飲食物を摂ると、 じかに体温が奪われてしまいます。温かい飲み物、食べ物で、お腹の中からも体温をアップさせましょう。
6.活動的な生活を
運動と平行して、生活のなかでできるだけ身体を動かすようにしましょう。 エレベーターを使わず階段を昇る、近場なら車でなく歩く、こまめに掃除をするなども、 低体温解消に効果的です。
第2回 活性酸素とは?
健康志向が高まるなか、
「老化を早める活性酸素」「活性酸素が病気を招く」・・・
というようなことが、よくいわれます。
ところで、活性酸素って何なのか、皆さんはご存知ですか?
今回は、病気の元といわれる活性酸素を解明します!
活性酸素ってどうしてできるの?
私たちが生命活動をするには、体内でエネルギーを産生しなくてはなりません。
火が燃えるのと同じ原理で、エネルギーを生みだすには酸素が必要です。
エネルギーは、酸素と他の物質が化学反応を起こし生まれるのです。
その化学反応の結果、副産物としてできてしまうのが活性酸素です。
ですから、酸素を必要として生きる以上、活性酸素の発生を止めることはできません。 ちなみに、体内に取り込まれた酸素のうち、約2%が活性酸素になるといわれています。
ですから、酸素を必要として生きる以上、活性酸素の発生を止めることはできません。 ちなみに、体内に取り込まれた酸素のうち、約2%が活性酸素になるといわれています。
活性酸素と酸素って何が違うの?
酸素原子の結びつき方が違います。
一般的にいわれる、体内で発生する活性酸素には、
スーパーオキシド、過酸化水素、ヒドロキシルラジカル、一重項酸素の4つがあります。
通常、酸素は、酸素原子が2つくっついている状態で存在しています(図1)。
<図1 酸素>
しかし、水素原子と結合するなどして、 酸素原子が(図2)のような結びつき方(分子構造)になることがあります。 この4つの分子構造に変わったものが、活性酸素です。
<図2 活性酸素>
通常、酸素は、酸素原子が2つくっついている状態で存在しています(図1)。
<図1 酸素>
|
<酸素原子(O)> 不対電子は、ペアになれない電子 |
|
<酸素分子(O2)> 不対電子は、他の電子を求めている |
しかし、水素原子と結合するなどして、 酸素原子が(図2)のような結びつき方(分子構造)になることがあります。 この4つの分子構造に変わったものが、活性酸素です。
<図2 活性酸素>
|
<スーパーオキシド> 酸素の電子が1つだけペアを見つけ、不対電子1つをもった状態 |
|
<過酸化水素> 水素原子と結合し、不対電子はなくなるが、不安定で2つに分かれやすい |
|
<ヒドロキシルラジカル> 酸素原子と水素原子が1つずつ結合し、不対電子を1つもつ スーパーオキシドや過酸化水素から発生し、最も酸化力が強い活性酸素 |
![]() |
<一重項酸素> 不対電子同士がペアになっているので、不対電子はないが、 1つの軌道に電子がなく、2つの電子を求めている状態 |
酸素の仲間なのになぜ身体に悪いの?
ここでちょっと、科学の勉強を思いだしてみましょう。
すべての物質の元である原子は、中心の「核」とその周りを回る「電子」で構成されています。 この電子は2つずつ、ペアになって回りたがる性格です。
しかし、酸素原子にはペアになれない電子(不対電子)が2つあります。 [2つならペアになれると思われるでしょうが、ここは相性が悪い電子同士と考えましょう。] この2つの電子は、いつもペアになる電子を求めていることから、酸素原子は2つ結びついています(酸素分子)。
ところが、酸素分子でも2つの電子にはペアになる相手がいません(図1)。 だから近くにある他の分子から電子を奪います。 電子を奪われたほうは、分子構造が変化(化学反応)してしまい、 こちらもまた電子を求め、電子の奪い合いが連鎖的に広がっていきます。 このような電子を失う化学反応を「酸化」といいます(図3)。
酸化は、金属の錆びなど日常生活のあらゆる場面で見ることができますが、体内でも起こっているのです。 活性酸素は電子を求める力が酸素よりずっと強く、近くの分子から手当たり次第に電子を奪っていきます。 活性酸素は、このような反応を細胞を構成する成分などにも起こし、身体の中を酸化(錆び)させてしまうのです。
ただし、活性酸素には生命活動に不可欠な役目もあり、そのひとつは殺菌・解毒作用です。 実は身体の免疫システムは、細菌や解毒を感知すると、これらを活性酸素で攻撃しています。 活性酸素の、あらゆる物質と反応する性質は、身体を守ることに役立っているのです。
つまり活性酸素は諸刃の剣で、毒にも薬にもなります。 しかし、現代は活性酸素が発生する原因が多い環境(図4)にあるため、 身体を守る以上に身体を傷つける存在となってしまいました。
すべての物質の元である原子は、中心の「核」とその周りを回る「電子」で構成されています。 この電子は2つずつ、ペアになって回りたがる性格です。
しかし、酸素原子にはペアになれない電子(不対電子)が2つあります。 [2つならペアになれると思われるでしょうが、ここは相性が悪い電子同士と考えましょう。] この2つの電子は、いつもペアになる電子を求めていることから、酸素原子は2つ結びついています(酸素分子)。
ところが、酸素分子でも2つの電子にはペアになる相手がいません(図1)。 だから近くにある他の分子から電子を奪います。 電子を奪われたほうは、分子構造が変化(化学反応)してしまい、 こちらもまた電子を求め、電子の奪い合いが連鎖的に広がっていきます。 このような電子を失う化学反応を「酸化」といいます(図3)。
酸化は、金属の錆びなど日常生活のあらゆる場面で見ることができますが、体内でも起こっているのです。 活性酸素は電子を求める力が酸素よりずっと強く、近くの分子から手当たり次第に電子を奪っていきます。 活性酸素は、このような反応を細胞を構成する成分などにも起こし、身体の中を酸化(錆び)させてしまうのです。
ただし、活性酸素には生命活動に不可欠な役目もあり、そのひとつは殺菌・解毒作用です。 実は身体の免疫システムは、細菌や解毒を感知すると、これらを活性酸素で攻撃しています。 活性酸素の、あらゆる物質と反応する性質は、身体を守ることに役立っているのです。
つまり活性酸素は諸刃の剣で、毒にも薬にもなります。 しかし、現代は活性酸素が発生する原因が多い環境(図4)にあるため、 身体を守る以上に身体を傷つける存在となってしまいました。
抗酸化物質って何?
活性酸素と同じくらいよく聞かれる言葉です。
抗酸化物質とは、活性酸素を酸化力のない分子構造に変えてしまう、つまり活性酸素を取り除く物質です。抗酸化物質は、活性酸素が欲しがっている電子を与えやすい形になっているので、 細胞が酸化されたりする前に、自分の電子を活性酸素に与え、酸化力を打ち消してしまいます。
最近は、抗酸化物質のことを、活性酸素を取り除くところから、スカベンジャー(”掃除屋”の意味)ともいいます。
私たちの身体は、うまくできていて、活性酸素を生んでしまう一方で、 抗酸化物質(おもに酵素)をつくる機能もちゃんと備わっています。 ただし、それだけでは活性酸素を除去するのに不充分です。 しかも、抗酸化物質をつくる働きは20代を境に衰えてきます。 そのため、抗酸化物質を食物からも摂取する必要があります。 それらはご存知の、ビタミンやファイトケミカルなどです。
活性酸素を増やさないためには、抗酸化物質を摂取するだけでなく、 発生源をできるだけ避けることも必要です。 現代人にはむつかしいことがほとんどですが・・・。
また抗酸化物質は、いろいろなものをバランスよく摂るのがポイント。 そのため食物から摂取するのがお勧めです。
第1回 サプリメントを知ろう!
今や多くの人が注目するサプリメント。でも・・・●サプリメントってどんなもの?
●ホントに効果があるの?
●何を選べばいいの?
こんな疑問をお持ちの方も少なくないのでは?
すでに利用している人も、これから試してみようという人も、サプリメントへの理解を深めてみませんか。
サプリメントの基礎知識
サプリメントって
どんなもの?
どんなもの?
サプリメントとは、英語で「補給」という意味です。
具体的には、『毎日の食生活で不足しがちな栄養成分や、健康維持に役立つ栄養素を補うもの』を指し、
日本では<栄養補助食品>とも呼ばれています。
錠剤やカプセルなど、まるで薬のような形をしていますが、
サプリメントはあくまでも食品だということを、まず理解しておきましょう。
(eucaly)
(eucaly)
どんな種類のものが
あるの?
あるの?
最近はさまざまな成分のものがありますが、代表的なものとしては、
微量栄養素といわれる
●ビタミン系、
●ミネラル系や、
●アミノ酸系などがあげられます。
これらのほとんどは体内で作りだすことができず、食べ物から摂取しなければならない成分といわれています。
その他に、健康維持に役立つと考えられる
●ハーブ系や、
●植物由来成分(例えばファイトケミカル)など、
種類は多岐にわたっています。(次項目の さまざまなサプリメント 参照)
(vetivert)
どのように
使えばいいの?
使えばいいの?
1日30品目といわれるように、健康を維持するためには、バランスよく栄養を摂ることが大切です。
しかし、例えばカルシウムを摂取したくても乳製品が嫌いな人がいるように、現実的にはむずかしい面もあります。
そのような時に、サプリメントを利用することで、自分に不足しがちな栄養素を補給し、 健康づくりに役立てている人が増えています。 サプリメントは、補助食品ですから、まず自分の食事内容や生活習慣を見直し、 その改善のためのサポート手段として上手に使いたいものです。 もちろん摂取目安量や注意事項は守るようにしましょう。
(cypress)
そのような時に、サプリメントを利用することで、自分に不足しがちな栄養素を補給し、 健康づくりに役立てている人が増えています。 サプリメントは、補助食品ですから、まず自分の食事内容や生活習慣を見直し、 その改善のためのサポート手段として上手に使いたいものです。 もちろん摂取目安量や注意事項は守るようにしましょう。
サプリメントって
安全なの?
安全なの?
サプリメントは、食品ですから、一般的には安全だといえます。
ただし、体質に合わない場合があったり、ビタミンAやDなどの脂溶性ビタミンでは、
摂りすぎると過剰症を起こすこともあります。
また、服用している薬との組み合わせによっては、
サプリメントの成分が薬の効果に影響するケースも否定できません。
病医院の処方を受けている人は、必ず医師と相談するようにしましょう。 また、不明な点は薬剤師のアドバイスを受けるなどして、安全に使用したいものです。
(eucaly)
また、服用している薬との組み合わせによっては、
サプリメントの成分が薬の効果に影響するケースも否定できません。病医院の処方を受けている人は、必ず医師と相談するようにしましょう。 また、不明な点は薬剤師のアドバイスを受けるなどして、安全に使用したいものです。
(eucaly)
どんなものを選んだら
いいの?
いいの?
まず「野菜をあまり食べないからビタミンとミネラル」、
「加工食品が多いからカルシウム」といった具合に、
自身の食生活と照らし合わせて、不足している栄養素を選ぶのが基本です。
あるいは、「口内炎になりやすいからビタミンB2」というように、 自覚症状の改善のために必要なもの、役立つものを補うという要素もあります。
いずれにしても、食生活や生活習慣上の問題点を改善することが第一で、 サプリメントはあくまでも補助的に用いるのが、上手な使い方だといえます。
(vetivert)
あるいは、「口内炎になりやすいからビタミンB2」というように、 自覚症状の改善のために必要なもの、役立つものを補うという要素もあります。
いずれにしても、食生活や生活習慣上の問題点を改善することが第一で、 サプリメントはあくまでも補助的に用いるのが、上手な使い方だといえます。
選ぶときは何に気を
つければいいの?
つければいいの?
サプリメント選びのポイントは、有効性と安全性。
そのためには、必ず表示ラベルをチェックするようにしましょう。
まず確認したいのは、内容成分と含有量。
肝心の有効成分がごくわずかでは、サプリメントとしての目的を果たせません。
また原材料名の項目で、添加物もチェックしておきたいものです。 錠剤にする場合など、一般的に添加物は必要ですが、 他に甘味料、保存料などが多用されているものは注意すべきです。 良い品を選ぶためにも、気軽に薬剤師に相談してみましょう。
(cypress)
また原材料名の項目で、添加物もチェックしておきたいものです。 錠剤にする場合など、一般的に添加物は必要ですが、 他に甘味料、保存料などが多用されているものは注意すべきです。 良い品を選ぶためにも、気軽に薬剤師に相談してみましょう。
よく見かける
トクホって何?
トクホって何?
日本には保健機能食品制度があって、法律上、サプリメントは以下のように分類されています。
(1)特定保健用食品(いわゆるトクホ)
厚生労働省の審査によって有効性が認可され、効果や成分を明記できるもの。 よく耳にする「血糖値が気になる方に」、「体脂肪がつきにくい」、「お腹の調子を整える」 などと謳われている食品がこれ。
(2)栄養機能食品
ビタミン12種類、ミネラル5種類について、特別な認可は必要ないが、 厚生労働省の定めた基準に適合しているもの。 栄養機能食品の表示が可能。
※(1)(2)を保健機能食品と総称する。
(3)一般食品
(1)(2)に該当しないもの。
ロイヤルゼリー、クロレラなど、いわゆる健康食品も含まれる。
(eucaly)
(1)特定保健用食品(いわゆるトクホ)厚生労働省の審査によって有効性が認可され、効果や成分を明記できるもの。 よく耳にする「血糖値が気になる方に」、「体脂肪がつきにくい」、「お腹の調子を整える」 などと謳われている食品がこれ。
(2)栄養機能食品
ビタミン12種類、ミネラル5種類について、特別な認可は必要ないが、 厚生労働省の定めた基準に適合しているもの。 栄養機能食品の表示が可能。
※(1)(2)を保健機能食品と総称する。
(3)一般食品
(1)(2)に該当しないもの。
ロイヤルゼリー、クロレラなど、いわゆる健康食品も含まれる。
(eucaly)
さまざまなサプリメント
<サプリメントを成分から分類すると・・・>
●ビタミン系
ビタミンA ビタミンE ビタミンB1 ビタミンB6
ナイアシン ビオチン ビタミンC ビタミンD(以上脂溶性)
ビタミンB2 ビタミンB12 パントテン酸 葉酸(以上水溶性)
ナイアシン ビオチン ビタミンC ビタミンD(以上脂溶性)
ビタミンB2 ビタミンB12 パントテン酸 葉酸(以上水溶性)
●ミネラル系
カルシウム 鉄 亜鉛 マグネシウム 銅
●アミノ酸系
アルギニン メチオニン フェニルアラニン アスパラギン
グルタミン ロイシン
グルタミン ロイシン
●ハーブ系
イチョウ葉 シソ ショウガ ニンニク セントジョーンズ ワート
●動物由来成分
EPA DHA 牡蠣エキス コラーゲン スクアレン キチンキトサン
タウリン
タウリン
●植物由来成分
イソフラボン カテキン ルテイン セサミン 食物繊維 梅肉エキス
クロレラ ウコン アントシアン フコイダン カプサイシン
β-グルカン 高麗人参 霊芝
クロレラ ウコン アントシアン フコイダン カプサイシン
β-グルカン 高麗人参 霊芝
●その他
アルファリボ酸 黒酢 コエンザイムQ10 乳酸菌 ゲルマニウム
ローヤルゼリー ヒアルロン酸
ローヤルゼリー ヒアルロン酸
<百草園健康コラムのページ> 資料提供:メディックプレス社「うちのくすり箱」
漢方治療の効果をより上げるためには・・・
ご本人にご来店いただき、直接お話をお聞きし、お顔の色や舌の様子などを診せてい
ただくことがとても重要です。
初回は、できるだけご本人がご来店いただきますようお願いします。なおその際に
は、現在服用されているお薬やサプリメントや過去の検査データなどもご持参下さい。
実店舗は・・・
電車にてご来店の場合は、近鉄南大阪線「阿部野橋駅」から15分、「富田林駅」から
20分、「河内長野駅」から30分。
近鉄南大阪線「藤井寺駅」の改札を出て、左側の階段を左側に降りて、右方向徒歩
10秒。
お車にてご来店の場合は、西名阪自動車道「藤井寺インター」より5分程度。



